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高井幸大(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

「サッカー日本代表」高井幸大がA代表デビューで見せた大きな可能性!板倉滉のライバルになれるか

高井幸大(写真:長田洋平/アフロスポーツ)
9月5日に行われたワールドカップ最終予選の中国戦で日本代表は7-0と大勝した。

結果だけでなく試合内容も完璧に近く、8大会連続のワールドカップ出場に向け最高のスタートとなった。

この試合では、20歳になったばかりの高井幸大がA代表デビューしており、大きな注目を集めている。

パリオリンピックを経てさらに選手としての魅力が増した高井

高井幸大はアンダー世代から次世代を担うCBとして注目され続けてきた逸材だが、こんなにも短期間でA代表の公式戦に出場するとは意外だ。

・冨安健洋や伊藤洋輝が怪我で招集されなかったこと。

・中国戦で森保監督が3バックを採用したこと。

・この試合が後半開始早々に点差がついたこと。

このようにポジティブな要因が重なったことで、高井のA代表デビューが実現したといえるだろう。

192㎝の大型CBは、空中戦の強さはもちろん、インターセプトやビルドアップ能力も高い。

高身長の割にスピードもあるため、冨安に匹敵するポテンシャルと称されるのも頷ける。

点差がついている状況とはいえ、普通の選手ならば緊張で顔がこわばるA代表のデビュー戦で、高井は笑顔でピッチに入った。

良い意味で精神的な面での図太さも持ち合わせているため、A代表の大きな大会でも萎縮せずにプレーできるはずだ。

9月10日に行われるバーレーン戦でも、試合展開によっては再び起用される可能性もあるだろう。

板倉のライバルになる可能性も

高井がA代表初出場を果たしたことで、よりCBの選手層も厚くなったといえる。

特に危機感を感じているのは、板倉だ。

タッチライン際にクリアボールが飛んできた際、板倉はタッチラインを出るものと思い集中を一旦解いた。

しかし、思いのほかタッチラインギリギリなボールとなってしまい、慌てた板倉は再びボールを追った。

セルフジャッジという甘い部分が出たプレーだったが、このプレーが高井との交代に多少の影響を及ぼした可能性もある。

板倉は日本トップレベルのディフェンス能力を持っていることは確かだが、時折り頼りないプレーを見せる。

そんな板倉に危機感を持たせるという意味でも、高井の台頭は喜ばしいといえるだろう。

今後CBのレギュラー争いを繰り広げるであろう2人は、時にはピッチに並び立つこともあるだろう。

他のポジションと同じように、今後のレギュラー争いにも注目だ。

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