日本代表最大の武器である三笘を活かすSB旗手、バングーナガンデ、相馬勇紀という選択肢
写真:旗手怜央(REX/アフロ)
3月24日に行われた新生日本代表の国際親善試合(ウルグアイ戦)は、1-1の引き分けに終わった。
この試合を見て、三笘を活かせる左SBの必要性」を感じたファンも多かったはずだ。
今現在考えられる新たな3人の候補を挙げてみよう。
偽SBも本来のSBの動きもできる人材が求められる
新生日本代表では、SBに偽SBのような動きを要求するようになってきている。
これは三笘薫と伊東純也などのWGを活かすための戦術となるが、残念ながら左サイドではこれが上手くハマっていなかった。
カタールW杯でもあったように、三笘-伊藤洋輝の相性はあまり良くない。
それもそのはずで、本来CBである伊藤洋輝に左SBとして高いレベルを求めるのは無理がある。
内側に入り偽SBの様な動きができ、本来のSBの様なオーバーラップからのセンターリングもできる人材であれば、三笘を存分に活かすことができることだろう。
SB旗手怜央、バングーナガンデ、相馬勇紀という選択肢
多くのサッカー有識者が指摘する通り、伊藤洋輝の左SBは「なし」であり、さすがに森保監督もそう判断するはずだ。
そうなると誰が左SBを務めるのかという問題となるが、旗手怜央、バングーナガンデ、相馬勇紀を推したい。
旗手は中盤でもプレーできるほどユーティリティなプレーヤーであり、最も日本代表がやろうとしている戦術に合ったSBになれるだろう。
川崎フロンターレで三笘とも一緒にプレーしており、連携も容易に取れるだろう。
バングーナガンデは、スタンダードなSBタイプだが、まだ21歳であり、偽SBの動きを今後習得することも可能だろう。
時間はかかるが、基本的には従来のSBの動きで外レーンをオーバーラップし、時折内側に絞るといった割合であればプレー可能となるはずだ。
そして相馬は、かなり意外な選択肢だが、ハマれば三苫と共に超攻撃的な左サイドを形成することができると考えられる。
実際に過去にサイドバックで試されたこともある。
相馬は激しいプレスに豊富な運動量、そして縦への突破と、実はSBに必要な適性をすべて高いレベルで有している。
テクニックもある選手なので、偽ボランチの動きも時間をかければモノにできるはずだ。
三笘自身も、外に張ることも内側に絞ることもできるようになってきているため、コンビを組むSBの特徴に合わせて可変することも可能となる。
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