高井幸大（写真：長田洋平/アフロスポーツ）
3月25日、サッカー北中米W杯アジア最終予選第8節「日本代表対サウジアラビア代表」の一戦が埼玉スタジアムで行われる。
日本代表の森保一監督は、前日会見で「コンディションを含めメンバーを変えることは間違いなくしたい」と先発メンバーの入れ替えを示唆した。
サウジアラビア戦で日本代表が試すべき選手
明日のサウジアラビア戦では、バーレーン戦後に離脱した守田英正と上田綺世が欠場となり、三笘薫と長友佑都の2人も前日練習を回避しており欠場の見込みだ。
以上を踏まえた上で注目となるポジションは、CFとボランチ、左WBとなる。
そして選手層の薄さが不安視されているCBも新戦力を試すべきポジションだといえるだろう。
とはいえ、北中米W杯でポッド2を確保するためにも結果を出しつつ戦力の底上げを行う必要があるのも確かであるため、6人以上一気にメンバーを変えるといった可能性はそれほど高くないだろう。
試すべき選手は、CFの前田大然、左WBの中村敬斗、ボランチの田中碧だ。
前田は合流前に負った打撲が完全には癒えていないが、バーレーン戦に不出場だったためコンディションは上向いているはずだ。
左WBは三笘の代わりに中村が務める可能性が高い。
本大会までに三笘からスタメンを奪うのは容易ではないミッションだが、結果を出し続ければ立場が逆転する可能性もあり、そして三笘と中村の共闘という可能性も出てくるはずだ。
ボランチに関しては田中碧が守田のポジションに入るだろう。
田中としてはサウジアラビア戦で活躍しボランチの3番手以上の選手であることを印象付けておきたいところだ。
シャドーの2枚と右WBに関してはすでに十分な戦力が揃っており、バーレーン戦と同じく久保建英と南野拓実、堂安律のままでも問題なく、先発を鎌田大地や伊東純也に変えてもOKだろう。
冒険するポジションがあるとするならば、やはりCBか。
結果を残すためにはリスクはあるが、ここは思い切って20歳の高井幸大をスタメン起用してみてはどうか。
192㎝という恵まれたサイズとビルドアップの上手さ、そして冷静な判断力を持つ高井は、経験を積ませることでW杯本大会において貴重な戦力となるはずだ。
現時点での能力的にも十分にスタメンを任せられるレベルにあるため、ぜひとも長い時間プレーさせたいところだ。
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