
上田綺世(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
W杯イヤーである2026年が始まり、サッカー日本代表への注目度が徐々に高まってきている。
「優勝」を目標に掲げる選手は多いが、客観的な視点で見れば「ベスト8以上」がベストな目標設定だといえるだろう。
しかし、現実的にはグループステージを1位or2位で突破したとしてもブラジル代表やモロッコ代表と対戦する可能性が高いため、ベスト32で大会を終える結果が現実的だともいえる。
北中米W杯ベスト8以上が現実的な目標である理由
グループステージを突破できたとしてもラウンド32でブラジル代表orモロッコ代表と対戦する可能性が高いと考えれば、「厳しい大会になる」と判断せざるをえない。
しかし、それでも長年追い求めた「W杯ベスト8以上」という目標は意外と確率が高い目標だ。
そう言い切れる理由の1つ目は、「圧倒的な経験値」だ。
日本人は勤勉で周囲と協力しながら行動することを得意とする特徴を持っており、11人でプレーするサッカーというスポーツに向いている。
世界トップレベルの選手はまだ出てきていないが、代表に選ばれる選手たちは欧州で活躍できるスキルを有しているのだから、世界ランク20位以内に入れるのも自然な流れだ。
そして今回主力として北中米W杯に臨む多くの選手たちが前回大会を経験しているため、経験値も高く初戦から落ち着いてプレーできるはずだ。
2つ目の理由は、「選手層の厚さ」だ。
北中米W杯は比較的これまでの大会よりも日程的には楽になるが、それでも短期決戦には変わりない。
そして気温が高い地域で行われるため、26人の代表選手を上手くローテーションしながら戦っていく必要があるわけだ。
日本代表はこの点において上位国と同じようなアドバンテージを持っている。
各ポジションに優秀な選手が2人以上おり、ローテーションを採用したとしても戦力が極端に落ちることがない。
北中米W杯では第3戦とラウンド32の試合間隔が短くなるが、第1戦と第2戦の結果次第ではラウンド32を見据えて第3戦の先発を変更することが可能となる。(第2戦でローテーションする選択肢もある)
累積警告や怪我人、コンディション不良者などが複数人出てしまったとしても、十分に対応可能である点は大きな強みであるといえるだろう。
3つ目の理由は、「強豪国にも臆すことがないマインドを持っている」ということだ。
現在の日本代表は、リスペクトの精神は持ちながらも相手国を上回れる自信を全員が持ち合わせている。
初戦の相手であるオランダ代表も、「手強い相手だ」と認識はしているが、「自分たちの良さを出せれば十分に勝てる相手」と感じているはずだ。
これは過去7回W杯に参戦してきた日本サッカーが培ってきた歴史によるものであるのは間違いないが、カタールW杯でドイツ代表やスペイン代表を破り、新善試合でブラジル代表に勝利していることも影響していることだろう。
分析チームの質の向上や過去の経験に基づくキャンプ地選び、シェフの帯同による食の安定など他にも様々なポイントがあるが、現在の日本代表はどの点においてもハイレベルとなっている。
森保監督の采配に狂いがなければ、ベスト8以上の成績を収められる可能性も高いのではないだろうか。
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