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右膝内側靱帯断裂で今夏の移籍が厳しくなった田中碧、来季以降の去就が不透明に

写真:田中碧(提供:Laci Perenyi/アフロ)
4月9日のビーレフェルト戦で負傷した日本代表MFの田中碧(24)は、右膝内側靱帯断裂であることが分かった。

この怪我により、今季残り試合の欠場は確実となり、噂されていた今夏の移籍にも暗雲が立ち込める形となった。

デュッセルドルフとの契約は2025年夏までとなっているため、今後の動向に注目が集まる。

ステップアップ移籍目前での大怪我でキャリアに大きな影響も

田中碧は、他の日本代表選手たちと比べるとキャリアの進め方が遅めだった。

かつて川崎フロンターレで同僚だった三笘薫はイングランドプレミアリーグで上位争いをしているブライトンに移籍した。

守田英正はポルトガルリーグの強豪スポルティング、板倉滉(田中碧とはプレー時期は異なる)はブンデスリーガの中堅クラブのボルシアMG、旗手玲央はスコットランドの王者セルティックでプレーしている。

ドイツ2部も球際が激しいことで有名であり、レベルは高いが、やはり欧州各国の1部リーグと比べれば注目度はかなり低くなる。

2019年から日本代表に選出され、カタールW杯ではスペインを破る決勝ゴールを揚げた選手にしては、少し寂しいキャリアとなっている。

今夏は欧州の1部クラブから声が掛かれば移籍する可能性は高かったわけだが、今回の右膝内側靱帯断裂によってその可能性もほぼなくなってしまった。

これで来季もおそらくデュッセルドルフでプレーすることになるだろう。

日本代表でも遠藤、守田からスタメンを奪えずにいるが、この怪我でボランチで高いレベルでプレーできる旗手や鎌田といった選手たちにも序列を追い越されてしまうことだろう。

さらには、松木玖生や藤田譲瑠チマといった期待の若手選手もボランチには存在するため、怪我から復帰できたとしても代表に呼ばれなくなる可能性もある。

このタイミングでの大怪我は、田中碧にとってあまりにも痛いアクシデントだと言えるだろう。

「持ってる男」ゆえに再び日本代表のスタメンに返り咲く可能性もあり

24歳でドイツ2部に所属し、大怪我を負ってしまうといった状況を考えれば、レベルの高い選手が揃う現在の日本代表においてはかなり厳しい立場であると言える。

しかし、それでも田中碧ならば再び代表のスタメンに返り咲くのではないかと期待してしまう。

なぜならば、「大一番に強い男」だからだ。

その最たる例がカタールW杯のスペイン戦だ。

得点力があるボランチではないにもかかわらず、大一番で結果を残してしまうあたり、「持っている男」であることを証明している。

他にも、2021年10月12日に行われたW杯アジア最終予選のオーストラリア戦でも値千金のゴールを奪っている。

ワンチャンスをものにする強さを持ち合わせているため、きっとまた日本代表に返り咲くはずだ。

今後の田中碧の復活劇に期待しよう。

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