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レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督,久保建英

レアル・ソシエダ、CLグループ1位を狙いベストメンバーかそれともラ・リーガ上位を狙いローテーション敢行か

写真:レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督(Winner Media/アフロ)
11月29日、CLグループステージ第5節「レアルソシエダ対ザルツブルク」の一戦が行われる。

2試合を残しすでにグループステージ突破を決めているレアル・ソシエダは、究極の選択に迫られている。

それは、「CLグループ1位を狙いベストメンバーで臨むのか」、それとも「ラ・リーガ上位を狙いローテーションを敢行するのか」の二択だ。

CLのGS1位を狙うならば最終節のインテル戦もベストメンバー必須

レアル・ソシエダは第5節のザルツブルク戦にベストメンバーで臨み勝利したとしても、まだその時点では1位突破は決まらない。

最終節第6節の相手が同じく1位通過の可能性を残すインテルだからだ。

もしも今節インテルがベンフィカに負けていたとしても、最終節でソシエダがインテルに点差を付けられて負ければ順位が入れ替わる可能性がある。

今節インテルが引き分けもしくは勝利となれば、状況はさらに厳しいものとなる。

つまり、1位通過を狙うならばCLの残り2試合はベストメンバーかつ最高レベルのインテンシティで臨み勝利しなければならないのだ。

当然、CLは最高峰の舞台なだけにすべての試合でベストを尽くすべきだが、現実的には「リーグ戦が順調ならば」の話だ。

ラ・リーガにおけるソシエダの順位は5位であり、来季のCL出場権を得られる4位バルセロナとは勝ち点6も離されている。

今後ソシエダがラ・リーガの強豪としてだけでなく欧州の強豪として存在感を高めていくのであれば、毎シーズンCLの出場権を獲得していく必要がある。

シーズン序盤に下位クラブに3試合連続引き分けるなどややもたついたソシエダにとっては、ここからの1ヶ月間はかなり重要な時期となるのだ。

もしも「CLとリーグ戦の両方」をベストメンバーで戦ったのならば、ソシエダは乗り切れないだろう。

スタメンとベンチメンバーの実力差が大きいソシエダは、どちらかに比重を強める必要があるわけだ。

現実的に考えればCLはベスト16進出という快挙をすでに確定させているだけに、5節と6節はややメンバーを落とし2位通過やむなしの判断をした方が良いのかもしれない。

しかし、CLの舞台は魅力が大きく、「1位通過できれば夢のベスト8進出もいけるのでは」といった欲が出てきてしまうのもまた必然か。

アルグアシル監督の舵取りは果たして「面舵(CL)いっぱい」か「取り舵(ラ・リーガ)いっぱい」か、それとも「全速前進(両方ともベストメンバー)」か、その判断に注目だ。

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