レアル・ソシエダ、昇格組のラス・パルマスに0-0の引き分けで格下3連戦未勝利に
久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
8月25日、ラ・リーガ第3節「ラス・パルマス対レアル・ソシエダ」の一戦が行われ、0-0の引き分けに終わった。
日本代表MFの久保建英は右WGでスタメン出場し、何度かチャンスを作ったものの75分にベンチに下がった。
久保はMOMに輝いたが、試合内容が良くなかったことから試合後も笑顔はなかった。
開幕から勝利がなくスタートダッシュに失敗したソシエダ
開幕戦のジローナ戦、第2節のセルタ戦共にホームでの試合で先制しながら後半に追いつかれて引き分けに終わっているソシエダ。
いずれも格下が相手であったことから、スタートダッシュに失敗したと判断できる。
この2試合とも1得点しか挙げておらず、チーム状態は決して良いとは言えない。
しかし、久保は開幕戦で今季初得点を挙げており、セルタ戦でもバレネチェアの得点をアシストするなど、全得点に関与している。
後半に入りようやく調子を取り戻したソシエダだが得点は挙げられず
今季ラ・リーガに昇格してきたラス・パルマスが相手だが、ソシエダは前半からなかなかペースが掴めない。
前半はラス・パルマスがボール支配率59%とゲームをコントロールする。
決定機も3回ほど作られるなど、どちらがCL出場クラブなのかが分からないほどの試合内容だった。
後半開始と共にオヤルサバルとサディクを投入したソシエダは、少しずつ流れを掴んでいく。
55分には久保が右サイドを突破しグラウンダーのクロスを配球、その直後にはエリア内で左足のシュートを放つなどようやくチャンスを作り出す。
ラス・パルマスは27℃という暑さの中前半から飛ばしていたため、60分過ぎからは少しずつ足が止まっていく。
74分、久保が右サイドから絶妙のクロスを上げ、スビメンディがヘディングシュートを放つが決めきれなかった。
得点の匂いが出てきた時間帯だったが、直後の75分に久保がベンチに下がる。
良い雰囲気になってきたタイミングでチーム唯一のチャンスメーカーを下げるという判断は、あまり効果的とは言えないだろう。
アリ・チョと移籍してきたばかりのロシアの至宝アルセン・ザハリャンを投入したソシエダだったが、その後は逆にラス・パルマスに大きなチャンスをいくつも作られ、なんとか引き分けに持ち込んだ。
これで格下相手に3試合連続引き分けとなったソシエダは、結果と内容ともに早くも今季の4位以内が厳しい状況となったと言えるだろう。
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