開幕3試合勝利なしは避けたいレアル・ソシエダ、昇格組ラス・パルマス相手に勝利なるか
久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
ラ・リーガ開幕から2試合連続で後半に追いつかれ引き分けに終わっているレアル・ソシエダ。
昨季4位でフィニッシュしたソシエダがまさかの13位とスタートダッシュに失敗している。
日本代表MF久保建英は2試合で1得点1アシストと結果を残しているが、勝利に繋がらず嫌なムードであるのは確かだ。
第3節のラス・パルマス戦(日本時間で8月25日26時30分試合開始)は試合内容も重要だが、とにかく「勝利すること」が必須であると言えるだろう。
2季連続4位以内を達成するために開幕から3試合連続勝利なしは避けたいソシエダ
第1節のジローナ戦は試合開始5分で久保建英が得点を奪い先制するも、72分に追いつかれドロー発進となったソシエダ。
勝利が欲しかった第2節のセルタ戦も前半22分に久保の右足クロスからバレネチェアがヘディングを決め先制するも、その後追加点が挙げられず後半アディショナルタイムに追いつかれドローとなった。
いずれも格下であり、さらにはソシエダのホーム戦であったことを考えると、この2試合は負けに等しいと言っても過言ではないだろう。
もしも第3節のラス・パルマス戦でも勝利できない場合は、たった3試合終了時点だが今季の4位以内が厳しくなると判断できる。
アウェー戦とはいえ、ラス・パルマスは昇格組であり、絶対に勝利しなくてはいけない相手だからだ。
開幕3連勝の可能性も十分にあっただけに、3戦連続引き分けの勝ち点3や、ラス・パルマスに敗北して勝ち点2となってしまっては、CL開幕前に最悪の状況に陥ることになる。
上位進出&CLベスト16進出を実現させるためには、やはり勢いも必要不可欠となる。
久保はすでに結果は出しているものの、第3節でもアシストやゴールといった数字を出す必要があると言えるだろう。
チームとしては、新戦力の右SBのアマリ・トラオレがすでにフィットしているものの、CFのサディクが本調子ではなく、レンタルで獲得したアンドレ・シウバも怪我の影響によりまだ出場できていない。
3番手のCFであるカルロス・フェルナンデスがスタメン出場しているという現状であり、オヤルサバルも調子が上がらずミケル・メリーノも負傷により欠場しているなど、チーム状態は良いとは言えない。
スペインのレジェンドであるダビド・シルバの引退により、中盤の組み立てもワンランク落ちている。
完全に出遅れてしまったソシエダだが、ラス・パルマス戦で勝利できればまだ早急に立て直し上位に食い込んでいくことが可能だろう。
負傷メンバーも戦列復帰してくるはずで、新戦力のロシアの至宝アルセン・ザハリャンも合流し今後戦力となる。
ラス・パルマスは、第1節のマジョルカとのホームゲームでは1-1の引き分けだったが、2節のバレンシア戦では0-1で敗戦している。
実力的にはソシエダとかなり差があることから、今節は引いて守ってカウンタ―といった戦い方をしてくることが予想できる。
2点以上得点を取るのはなかなか難しそうだが、必ず得点チャンスは多く出てくるはずだ。
守備で集中力を切らさず、いくつかあるであろうビッグチャンスを逃さなければ、無難に勝利できることだろう。
久保としても、3戦目でも結果を残しソシエダのエースであることを証明したいところだ。
果たしてソシエダは今季初勝利を挙げることができるのか、注目しよう。
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