
写真:久保建英(提供:ムツ・カワモリ/アフロ)
ラ・リーガ第30節のラージョ・バリェカノ戦を2-1で勝利しラ・リーガにおける勝ち点を54に伸ばしたレアル・ソシエダ。
同節で5位のベティスと6位のビジャレアルが敗れたため、来季のCL出場権獲得に大きく前進したと言えるだろう。
リーグ戦の残り試合は8試合となるが、果たしてソシエダはこのまま4位をキープできるのだろうか。
5位ベティスに勝ち点差6、6位ビジャレアルに勝ち点差7を付けているソシエダ
シーズン序盤の好調が嘘のように調子を崩していたレアル・ソシエダだったが、第26節のエルチェ戦や第28節のヘタフェ戦、そして先日行われた第30節のラージョ・バリェカノ戦の3試合で勝利をもぎ取り、勝ち点を少しずつ上積みしている。
ライバルとなるベティスとビジャレアルが調子を崩してくれたおかげで、5位との勝ち点差6を付けた状態でリーグ終盤を迎えている。
残り試合数は8試合となるため、来季のCL出場権が与えられる4位を確保できる可能性はかなり高いと考えられる。
CLに出場できれば、2013-2014シーズン以来となるため、是が非でも4位を確保したいところだろう。
本日ベティスとの直接対決、その後もレアルソシエダ戦やバルセロナ戦、アトレティコ・マドリード戦など強豪との試合が残る
残り8試合で勝ち点差6となれば、逆転される可能性は低いようにも思えるが、ソシエダは危機感を抱いているはずだ。
なぜならば、残り8試合の相手が強豪揃いだからだ。
4月25日には、直接対決となるベティス戦が行われる。
6ポイントゲームとなるだけに、この試合の勝敗は今後に大きな影響をもたらすだろう。
さらに、第33節ではレアル・マドリード戦、第35節ではバルセロナ戦、第37節ではアトレティコ・マドリード戦が行われる。
ベティスはバルセロナ戦のみ、ビジャレアルはアトレティコ・マドリード戦のみであることを考えれば、決して有利であるとは言えないだろう。
CLかELか、はたまた欧州リーグ戦参戦なしかによってソシエダの未来が大きく変わる
今季日本代表MFの久保建英やブライス・メンデス、サディクらを獲得し、CL出場権を目指してきたソシエダ。
無事にこのまま4位を確保できたならば、クラブには経済的な余力が生まれ、さらなる補強も可能となるだろう。
ELの参加に留まるならば、積極的な補強は行わず、ピンポイント補強に留め現状維持に務めるはずだ。
もしもベティスとビジャレアルに逆転され、CLにもELにも参戦できなかったとしたならば、久保を含めた主力の何人かは他のクラブへ移籍する可能性も出てくるだろう。
残り8試合にレアル・ソシエダの命運がかかっているわけだ。
はたしてソシエダは4位を死守することができるのか、今後の戦いに注目しよう。
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