メッシ&ベンゼマ、モドリッチなど過去14年間のバロンドーラーがサウジアラビアに集結する可能性
写真:ベンゼマ(ロイター/アフロ)
6月6日、レアル・マドリードFWのカリム・ベンゼマがサウジアラビアリーグのアル・イテハドに移籍すると『AFP』が報じた。
契約期間は3年間で、年俸は2億ユーロ(約300億円)であると伝えている。
また、パリ・サンジェルマンのメッシやレアル・マドリードのモドリッチなどにもサウジアラビアからオファーがあるとも報じられており、過去14年間のバロンドーラー全員がサウジアラビアに集結する可能性も出てきた。
サウジアラビアの大物選手獲得が続く
サウジアラビアリーグといえば、サッカー界のレジェンドであるクリスティアーノ・ロナウドが昨年移籍したことで話題になった。
クリスティアーノ・ロナウドは、アル・ナスルからの年俸2億ユーロ(約300億円)という破格のオファーを受け入れ1年間プレーし、来季も同クラブでプレーすることを明言している。
しかし、サウジアラビアへのスター流出はこれだけでは終わらない気配だ。
ベンゼマがアル・イテハドに移籍し、メッシが同リーグのアル・ヒラルからロナウド以上の年俸でオファーを受けているとも噂されている。
さらに、レアル・マドリードのモドリッチやパリ・サンジェルマンのセルヒオ・ラモスなども誘いを受ける可能性が高い。
また、Jリーグのヴィッセル神戸を退団するイニエスタも、現役引退するわけではないため、サウジアラビアのクラブに移籍する可能性がある。
これらの移籍が実現すれば、過去14年間にバロンドールを獲得したすべての選手(メッシ、C・ロナウド、モドリッチ、ベンゼマ)がサウジアラビアでプレーすることになる。
さらに最新の情報(スペインメディア『キュレマニア』)では、バルセロナFWのレヴァンドフスキにもサウジアラビアのクラブがオファーを出しているとも言われている。
サウジアラビアが何人もの超大物選手に巨額のオファーができるのは、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子が関与している政府系ファンドの「SWF」が支援しているからだ。
まさに「国家プロジェクト」として大物選手の獲得を推進していることになる。
クリスティアーノ・ロナウドは、サウジアラビアリーグを「世界のトップ5リーグになれる」とそのポテンシャルを評価しているが、これほどスターをかき集められる資金を持つのであれば、あながち間違っていない発言かもしれない。
移籍市場はこれからが本番であるため、前述した選手だけでなく多くのスター選手が今夏にサウジアラビアでプレーする可能性も考えられる。
果たして本当に世界屈指のリーグへと成長することができるのか。
サウジアラビアサッカーから目が離せない。
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