ベリンガム、レアル・マドリード移籍秒読み!モドリッチの後継者獲得で世代交代成功か
写真:モドリッチ(提供:ロイター/アフロ)
若きパーフェクトMFは、欧州王者のレアル・マドリードへ移籍する可能性が高そうだ。
スペイン紙『マルカ』によれば、すでにベリンガム本人とドルトムント、レアル・マドリードの3者間でほぼ合意に達しており、あとは移籍金額の調整のみであると報じている。
契約年数は6年で、ドルトムントは1億4000万ユーロ(約207億円)を要求しているが、実際には1億ユーロ(約150億円)~1億2000万ユーロ(約180億円)で成立する可能性が高い。
この移籍が実現すれば、長らく続いていたモドリッチの後継者問題は解決となる。
モドリッチ、クロースのの衰えにより中盤の柱を欲しているレアル
レアル・マドリードの中盤は、昨季から世代交代時期に差し掛かっている。
絶対的存在であり、多くのタイトルを獲得してきたバロンドーラ―であるモドリッチは37歳、ドイツの至宝クロースは33歳と高齢化が進んでいる。
セバージョスやバルベルデ、チュアメニ、カマビンガなど、中盤でプレー可能な優秀な選手は多いが、どの選手もモドリッチやクロースの全盛期に匹敵するような活躍はまだしていない。
毎年ラ・リーガの優勝とCL(チャンピオンズリーグ)優勝を求められる王者レアルとしては、世界で3本の指に入る中盤の選手を獲得することが急務となっていた。
ベリンガムはまさにレアルが求めていた人材であると言える。
基本的なテクニックの高さはもちろん、ボール奪取能力に視野の広さ、パスセンス、推進力のあるドリブル、90分走り続けられる運動量など、MFとして必要な能力のすべてをハイレベルで持ち合わせている。
まさに「パーフェクトMF」だ。
そして何より驚かされるのは、彼がまだ19歳であるということ。
6月29日に20歳の誕生日を迎える訳だが、その若さを踏まえれば、10年以上レアルの中盤の王として君臨し続けられるはずだ。
カイセドやハーランドを獲得できれば、新銀河系軍団誕生となる
ベリンガムの獲得は、レアル・マドリードにとって非常に大きなものとなるだろう。
しかし、マドリードはさらに将来を見据えた補強をする可能性がある。
今季プレミアリーグの歴代最多得点数を更新した世界ナンバーワンストライカー、ハーランドも2024年の夏に狙っているとされる。
さらに、ブライトンの躍進の象徴とも言えるモイセス・カイセドも、「レアルに移籍するのが夢」と公言しており、将来的に獲得する可能性がある。
22歳のハーランド、21歳のカイセドを1~2年以内に獲得できれば、22歳のヴィニシウスとロドリゴを含め「新銀河系軍団」が誕生することになる。
その最初の一歩となるベリンガム獲得は、近日中に正式発表される可能性が高いだろう。
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