森保監督の続投に疑問の声多数、帰国会見で見せた満面の笑みと選手たちの悔しさのギャップ
写真:Koji Watanabe/Getty Images Sport
12月7日、カタールW杯を戦った日本代表が日本に帰国し、記者会見を開いた。
森保監督の表情は晴れやかで、やり切った充実感がにじみ出ていた。
日本サッカー協会は森保監督に続投意思を確認済で、本人も「要請があれば続けたい」と前向きな姿勢を見せている。
しかし、多くのサッカーファンからは、疑問の声が多数挙がっている。
日本サッカー協会は森保監督の続投の可能性を示唆
帰国後の会見で森保監督は、チームやスタッフ、サポーターたちへの感謝の意を述べ、非常に晴れやかな表情をしていた。
ドイツやスペインといった強豪を撃破した充実感からだろうか。
日本サッカー協会の田嶋会長は森保監督の手腕を高く評価しており、続投の可能性も示唆している。
しかし、普段から日本サッカーを応援している多くのサポーターからは、疑問の声が多数挙がっている。
「人柄も良くまとまりのある良いチームだったが、森保監督の戦い方では日本サッカーが停滞するリスクがある」
「森保監督のスタイルや積み上げてきたものが何だったのかと問われると正直答えに困る」
「スタッツを見ればドイツやスペインとの差は明白」
「ベスト8という目標を達成していないのに続投は納得がいかない」
「選手の個人技頼りで采配はブレブレ、本番もたまたまといった印象」
このように、「人柄は良いけど4年間を振り返ると日本サッカーが前進している感がない」といった意見が非常に多い。
森保監督に悔しさの表情なく、やり切った表情に違和感
特に違和感を覚えるのが会見の表情だ。
「新しい景色」を見るための大会であり、日本代表はその目標を達成させられなかった。
それにもかかわらず、森保監督は非常に清々しい表情で、時に満面の笑みを浮かべていた。
試合後、「人生最悪の日だった」と振り返り、「絶対に4年後のW杯でリベンジしたい」とコメントした南野拓実を始め、何人もの選手がベスト8に進出できなかった悔しさを表した。
吉田麻也や長友佑都といったベテラン組はやり切った表情になるのはわかるが、4年後を見据えた者であれば、当分はやり切った感よりも悔しさが残っているはずだ。
W杯だけを観たライトなファンたちは森保監督の続投に賛成の声が多いが、普段から応援しているサポーターたちからは反対の声が多いのが現実だ。
はたして森保監督は続投となるのか、はたまた新監督を迎えることになるのか。
日本サッカーにとって非常に重要な選択となるだろう。
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