第2期森保ジャパンに名を連ねるのは誰か 選出期待の「カタールW杯選外メンバー」5選
菅原由勢(AZ)
写真:菅原由勢(ANP Photo/アフロ)
オランダで研鑽を積む22歳の菅原も、次世代を背負う右サイドバックとして注目したい選手。東京五輪は酒井宏樹(浦和レッズ)という壁の前にメンバー入りを逃し、A代表でも招集された時期はあったが定着はできていない。しかし、エールディヴィジではAZのレギュラーとして22試合に出場し3ゴール。ウイングもこなすことができ、ゴールにも絡んでいける強気なプレースタイルが持ち味だ。酒井、山根視来(川崎フロンターレ)といったカタール大会で名を連ねた面々がベテランに差し掛かっていく日本の右サイドにおいて、菅原が次の代表に定着できるかは期待したい。
中村航輔(ポルティモネンセ)
写真:中村航輔(Global Imagens/アフロ)
川島永嗣(ストラスブール)が代表を退き、カタール大会のレギュラー、権田修一(清水エスパルス)が34歳を迎えていることからこの4年で代表のGKは入れ替えが起こることが濃厚。谷晃生(ガンバ大阪)も有力候補だが、ポルトガルで今季レギュラーを掴んだ中村を注目選手として挙げたい。リオ五輪代表、2018年ロシアW杯代表に名を連ねてきた実力者が海外組GKとして存在感を高めようとしている。中村が代表に返り咲き、日本のゴールマウスを守ることはあるのか。守護神争いも今回の代表選出ポイントとなってくる。
小川航基(横浜FC)
写真:小川航基(森田直樹/アフロスポーツ)
堂安律(フライブルク)、久保建英(レアル・ソシエダ)らとともに2017年に行われたU-20W杯の日本代表に名を連ね、次世代のエース候補として期待がかけられてきた。海外へ飛び出しA代表にも台頭した同世代たちを前に、Jの舞台で結果を出せず、レンタル移籍も経験し苦しい時期を経験してきた。しかし、2022年シーズンは横浜FCのエースに定着し、26ゴールでJ2得点王を獲得。チームのJ1復帰の立役者となると、今季もここまで3試合で3ゴール。ストライカーとして“独り立ち”した小川が、再び堂安や久保といった選手たちとA代表の舞台でプレーする時がくるのかは注目である。
ベスト8に向けた新たな戦い
写真:森保一監督(左)と浅野拓磨(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)
森保監督のもと、次回のW杯では今回果たせなかった「ベスト8入り」が目標となってくる。これまでのメンバーがベースとなりながら、新参者が名乗りを挙げて、次の代表争いを活性化させていくこともチームを底上げしていくにあたり求められてくる。カタール行きを逃した悔しさをバネに奮闘する選手、次の世代を背負う期待のホープ、代表復帰を狙う選手などさまざまな境遇におかれた中で、カタールW杯選外メンバーが第2期森保ジャパンに名を連ねてくるのかは注目だ。
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