ブライトンがEL初勝利!三笘薫、ファティ、ペドロ、アディングラの機動力抜群のカルテット誕生で今後に期待
三笘薫(写真:REX/アフロ)
10月27日、ELグループB第3節「ブライトン対アヤックス」の一戦が行われ、2-0でブライトンが勝利した。
日本代表MF三笘薫は随所に良いプレーを見せ、ジョアン・ペドロの先制点に繋がるシュートを放つなど勝利に貢献した。
ブライトンはこの勝利で1勝1敗1分の勝ち点4となり、グループBの2位に浮上した。
怪我人続出によって前線の4人は機動力のあるメンバー構成に
5試合連続未勝利で嫌な雰囲気となっていたブライトンがようやく長いトンネルを抜けた。
ソリー・マーチやウェルベック、エストゥピニャン、エンシソ、ランプティなど怪我人が続出しさらにチーム状態が悪化することも懸念されていたが、機動力のある前線4人となったことで攻撃がスムーズになり逆襲のヒントを得たといえるだろう。
期待のFWであるファーガソンも9月2日のニューカッスル戦こそハットトリックの活躍を見せたが、その後はあまり良いプレーを見せていない。
マーチやウェルベックが怪我で離脱したことで、デ・ゼルビ監督は必然的に三笘薫、ファティ、ペドロ、アディングラの4人を同時に使うことになった。
まさに「怪我の功名」ともいえるが、この4人が同時にピッチに立ったことで流動的なサッカーが実現できるようになり、アヤックスは防戦一方でまともな攻撃もできずに敗北した。
三笘は左サイドに張るプレーが得意だが、常に裏を狙う動きや引いて受けるプレー、そして中に入ってもらうプレーを90分繰り返す。
ジョアン・ペドロとアンス・ファティは中央でポジションチェンジを繰り返したり、両サイドに流れるプレー、斜めに動くダイアゴナルランをベンチに下がるまで繰り返した。
そしてアディングラも右サイドで三笘と同様に上下運動を繰り返し、中に入る動きも何度か見せた。
エストゥピニャンやランプティという機動力のあるSBが不在でミルナーやフェルトマン、グロスといった選手がSBを務めているため、前線には機動力が求められる。
試合終盤の交代策としては、CFにファーガソン、右WGにブオナノッテ、トップ下にララーナといった選択肢しかないため、三笘はしばらくフル稼働となる可能性が高い。
しかし、日本代表の10月シリーズを辞退したことでしばらくは一定以上のコンディションを保つことができるはずだ。
フラム戦、エヴァ―トン戦、シェフィールド・ユナイテッド戦とリーグ戦では下位クラブとの試合が続き、ELでも次戦は絶不調に陥っているアヤックスが相手となるだけに、選手層は薄くなっているが連勝できる可能性も高いといえるだろう。
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