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三笘薫の完璧アシストでブライトン3試合ぶり勝利!中央でのプレー増え監督の期待に応える

写真:三苫薫(提供:REX/アフロ)
2月28日、FA杯5回戦「ストーク・シティ対ブライトン」の一戦が行われ、1-0でブライトンが勝利した。

エバン・ファーガソンの決勝点をアシストしたのは、やはりこの男。

日本代表MF三笘薫だった。

三笘は75分までプレーし、ブライトンはこの勝利でFA杯準々決勝進出となった。

完璧なアシストで結果を出した三笘薫

試合自体は2部のストーク・シティ相手に思わぬ苦戦を強いられた手放しでは喜べない勝利だったが、決勝点となった得点シーンは「完璧」だった。

前半30分、対面のDFであるスターリングの背後を見事に突き、ダンクからのスルーパスをエリア内で受ける。

ダイレクトでシュートも打てた三笘だったが、さすがの視野の広さでフリーで走り込むファーガソンへのパスに切り替えた。

三笘はゴールに流し込むだけのプレゼントパスでアシストを記録した。

特筆すべきはその「パスを受けたポジション」だ。

裏を取る動き自体はこれまでのブライトンでも見られたが、極めてサイドに近いポジションからの裏取りだった。

しかし、この試合の裏を取る動きは、フィールドのほぼ中央付近(やや左サイド寄り)での裏抜けだった。

今季序盤から中盤にかけての三笘にはなかった位置での裏への走り込みは、明らかにデ・ゼルビ監督の「中に入るプレー」を意識していることが分かる。

その期待に結果で応えるあたり、さすが三笘薫であると言えるだろう。

日本代表にも裏へのスルーパスを出す選手が必要

すでに三笘薫は世界中で注目される選手へと変貌している。

それゆえに、今後日本代表として戦う際には、相手チームから確実に「要チェック人物」として厳しいマークを受けることだろう。

しかし、ここ数試合で取り組んでいる中央でのプレーもモノにできれば、厳しいマークを剥がしながら決定的な仕事ができるはずだ。

この試合のアシストとなった裏への抜け出しも、三笘薫の大きな武器となったわけだが、こういったプレーには、「パスの出し手」が必要不可欠だ。

ブライトンでは、CBのダンクがこの役割を担っている。(カイセドやマクアリスターもスルーパスを出せる)

日本代表においては、冨安や板倉がこの役割を担えるだろう。

彼らは視野が広く、ただSBやボランチにボールを預けるようなCBではなく、FWへの縦パスを狙うスキルを持っている。

また、守田英正もボランチの位置からスルーパスを出せるスキルを持っている。

3月下旬に行われる国際親善試合では、ぜひ今回の得点シーンの様なプレーにチャレンジしてもらいたいものだ。

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