腰の負傷で今季絶望のブライトン三笘薫、今夏の移籍へ大きな影響が及ぶ可能性も
三笘薫(写真:ロイター/アフロ)
2月28日(日本時間29日)、FA杯5回戦「ウルヴァーハンプトン対ブライトン」の一戦が行われる。
デ・ゼルビ監督は前日会見で日本代表MF三笘薫が腰の負傷により今季残り試合を欠場する可能性が濃厚であると明かした。
キャリアに大きな影響を及ぼす可能性も
三笘とブライトンにとって非常に痛い負傷となりそうだ。
デ・ゼルビ監督はウルヴァーハンプトン戦の前日会見で三笘について「深刻な問題だ。(復帰まで)2~3ヶ月かかる可能性がある」と明かした。
2月18日に行われたシェフィールド・ユナイテッドとの試合で危険なタックルを受けていた三笘だったが、左足とは違う腰を痛めていたようだ。
元々腰に不安を抱えていた三笘だが、シェフィールド・ユナイテッド戦の危険なタックルで悪化したのかは不明となっている。
今季は度重なる負傷によりブライトン及び日本代表でプレーする機会が少なくなっていたが、今季終了まで離脱となれば三笘にとって散々なシーズンとなる。
26歳の三笘にとって、このタイミングでの腰の負傷は厳しい現実だといえる。
腰は再発しやすい箇所であり、すべてのプレーに影響を及ぼす。
特にフィジカル強度の高いプレミアにおいては、腰痛を抱えながらプレーするのは難しいといえる。
ドリブルを得意とする選手はトップレベルでプレーできる年数が他のポジションと比べて短い傾向にある。
復帰できたとしても腰の影響が今後数年間続くようであればこれまでのようなキレのあるプレーが再現できなくなる可能性もある。
そして、プレー面だけでなく移籍に関しても大きな影響を及ぼす。
マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティ、アーセナル、バルセロナ、パリ・サンジェルマンといったメガクラブが三笘獲得を狙っている状況だったが、この腰の怪我により獲得に動く可能性が低くなったといえるだろう。
ブライトンも三笘放出を見据えてイブラヒム・オスマンを獲得しており、戦力を落とさずに経済的な恩恵を狙っている。
三笘自身についても、年齢的にもメガクラブにステップアップ移籍するラストチャンスとなる可能性が高い。
果たして三笘は今季終盤に復帰することができるのか、今後の動向に注目だ。
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