三笘薫2戦連続ベンチスタート ライバル中村敬斗は今季7点目と活躍!明暗分かれる
三笘薫(写真:アフロ)
1月4日、プレミアリーグ第20節「ブライトン対アーセナル」の一戦が行われ、1-1の引き分けに終わった。
日本代表MF三笘薫はこの試合も前節のアストン・ヴィラ戦に続きベンチスタートとなり、62分からの出場となった。
ブライトンでの序列が低下した三笘
リーグ戦2試合連続ベンチスタートが意味するのは、「序列の低下」だ。
アディングラに左WGのポジションを奪われた形だが、途中出場からのプレーもアピール失敗と言わざるをえない。
WGとしての怖さがなくなっているのだ。
チームとしてのバランスをとる(リスクをかけ過ぎない)プレーが求められているのは確かだが、あまりにも勝負に行く回数が少なすぎて三笘自身もリズムが掴めない。
そんな試合が何試合も続いている。
プレミアの激しいプレスに消耗し、逆サイドでチャンスが生まれてもエリア内に入り込む余裕がなく遅れてしまうケースも増えている。
今季3得点2アシストという数字がWGとしての怖さがあまりないことを表している。
ライバルの中村敬斗は今季7得点目を挙げるなど活躍
2試合連続ベンチスタートでプレーにもキレがない三笘に対して、日本代表でライバル的な存在であるスタッド・ランスの中村敬斗は今節スタメン出場し得点という結果を残している。
サンテティエンヌ戦の42分に右サイドからクロスが上がると、トラップから左足を一閃。
逆サイドからのチャンスにしっかりとエリア内に走り込み得点を奪っており、相変わらず得点意欲の高さが目立つ。
今季リーグ戦7得点目で、リーグ・アン得点ランキングでも5位タイとなっている。
リーグレベルはプレミアよりも下がるが、シーズン約半分で7得点はさすがの一言だ。
今季の中村は、縦への突破に磨きをかけているだけでなく、明らかに「緩急」を意識しマークを外せるようになってきている。
マークを剥がせる(もしくはずらせる)ため、シュートにもクロスにも持っていきやすいのだ。
三笘も緩急の付け方が上手い選手だが、連続性はそれほどない。
中村は緩急を細かく繰り返せるため、より攻撃の選択肢が広がりやすいという特徴がある。
完全に明暗が分かれた三笘と中村だが、このままだと日本代表における序列にも影響が及ぶ可能性がある。
日本代表では不動のレギュラーである三笘だが、中村敬斗の決定力は代表でも発揮されており、「中村がスタメンの方が良いのでは?」といった声も大きくなってきている。
果たして日本のエースはこのまま中村敬斗にスタメンの座を奪われてしまうのか。
そしてブライトンでも完全にレギュラーを奪われてしまうのか。
2025年はキャリアにおけるターニングポイントとなるかもしれない。
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