
中村敬斗(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
6月20日、2026年北中米W杯最終予選のポット分けが決定し、日本代表はポット1に入った。
これにより同じくポット1に入ったイラン代表と韓国代表との同組の可能性はなくなった。
ただし、今年行われたアジアカップを見てわかる通り、近年アジアのレベル差は縮まってきており、FIFAランキング17位とアジア最上位である日本代表も油断はできない。
2026北中米W杯採取予選ポッド分け
「ポット1」
日本、イラン、韓国
「ポット2」
オーストラリア、カタール、イラク
「ポット3」
サウジアラビア、ウズベキスタン、ヨルダン
「ポット4」
UAE、オマーン、バーレーン
「ポット5」
中国、パレスチナ、キルギス
「ポット6」
北朝鮮、インドネシア、クウェート
ポット2~6まで難敵が揃う
日本はポット1に入ったためイラン代表と韓国代表と対戦することはなくなったが、ポット2~6も難敵が揃っているだけに厳しい戦いとなることが予想できる。
グループステージの抽選会でくじ運が悪ければ、日本、オーストラリア、サウジアラビア、UAE、中国、クウェートといったグループになることもありえるのだ。
各グループ3位と4位はアジアプレーオフに回るため過去の最終予選よりも良い条件ではあるが、それでも油断すればW杯出場に黄信号がともるだろう。
組み合わせ抽選会は6月27日を予定している。
カギとなるのは三笘と中村の起用法
日本はアジアカップこそ結果が出せなかったものの、実力や選手層はアジアでは圧倒的だ。
特に左WGはエース三笘薫と代表9戦8発の中村敬斗というハイレベルなレギュラー争いとなっている。
試合ごとに先発を入れ替えるといった策もあるが、ポット2やポット3の国との試合は「三笘と中村の併用」といった選択肢もありだといえるだろう。
ミャンマー戦とシリア戦で試した3バックシステムであれば、左WBと左セカンドトップの2つのポジションで共闘できるはずだ。
例えば左WBに三笘、左セカンドトップに中村を配置すれば、対戦相手は悪夢を見る可能性がかなり高くなるといえる。
これは左WB中村、左セカンドトップ三笘であっても同様だ。
4バックシステムを採用するならば実現不可能だが、3バックを採用するならば十分にありえる組合せだといえるだろう。
日本代表は2024年9月5日~2025年6月10日に渡り10試合をこなすことになるが、果たして三笘と中村の併用はあるのか。
森保監督の起用法に注目だ。
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