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やはりエムバペは今夏にレアル入りか、フォーメーション変更でヴィニシウスとの共存案も浮上

写真:エムバペ(AP/アフロ)
去就に揺れるフランス代表FWキリアン・エムバペは、すでにレアル・マドリードへの移籍が決まっているのかもしれない。

レアル・マドリード専門サイトの「デフェンサセントラル」は、エムバペがすでにレアルと個人合意しており、アメリカ遠征後の8月頭に入団発表をする可能性が高いと報じている。

エムバペ加入によりレアルの戦い方がどのように変化するのかに注目が集まる。

得意の左WGはエースのヴィニシウスと被る

レアルにエムバペが加入することになれば、いよいよ新銀河系軍団の完成となる。

エムバペにモドリッチ、クロース、ヴィニシウス、ロドリゴ、バルベルデ、クルトワ、ミリトン、カルバハル、そして新戦力のベリンガムなど、「世界選抜」と言っても過言ではないメンバーが揃うことになる。

ただし、新たに問題点が生じる可能性もある。

それが「エムバペの起用ポジション」だ。

エムバペは前線のポジションであればどこでもプレー可能だが、特に得意としているのが「左WG」だ。

しかし、レアルの左WGにはチームのエースであるヴィニシウスがプレーしている。

レアルは以前にヴィニシウスを右WGで試したこともあるが、その際に上手くいかなかったため、今後もヴィニシウスは左のポジションで固定となるだろう。

そうなると、プレー可能とはいえ、エムバペをCFか右WGでプレーさせなければならないのだ。

特にCFは、長年王道のCFタイプのベンゼマが務めており、スピードを武器にするエムバペはまったくタイプが異なる。

メンバーは豪華でも、「ハマる可能性」が未知数なのだ。

レアルは「4-3-1-2」へのフォーメーションチェンジの可能性も

エムバペの加入によって、レアルは長年戦ってきた「4-3-3」のフォーメーションを「4-3-1-2」に変える可能性もある。

実際にスペインメディアの『Relevo』は「4-3-1-2」へシフトチェンジすると予想している。

このフォーメーションならば、豊富なMF陣をこれまでよりも1枚多く使え、CFタイプではなくスピードと決定力のあるFWを2枚並べられる。

ヴィニシウスとエムバペの2トップを実現することができるのだ。

ロドリゴがサブに回ることにはなるが、ラ・リーガと国王杯、CLのすべてを勝ちきるためには、ロドリゴがローテーション要員になるくらいの状況がベストなのかもしれない。

バルベルデやミランから復帰のブラヒム・ディアスも2トップの一角で使えるため、まったく問題ないだろう。

トップ下に次世代のスターであるベリンガムを据えれば、世界屈指の攻撃力を持つチームとなるはずだ。

果たしてエムバペのレアル加入は実現することになるのか、その動向に注目だ。

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