写真： 松木玖生(森田直樹/アフロスポーツ)
9月23日、Jリーグ第28節「FC東京対サガン鳥栖」の一戦が行われる。
注目は前日22日に結婚を発表した松木玖生だろう。
U-22日本代表にも選出されている松木は今後海外移籍やA代表へのステップアップを狙う立場だが、「結婚」によってさらなる飛躍が期待される。
20歳の決断は高い意識ゆえの選択か
若干20歳の若武者の結婚に驚いたファンも多いだろう。
端正なルックスに選手として高い実力を持つ松木は人気のある選手なだけに、「独身を楽しむ」という選択肢もあったはずだ。
しかし、松木は結婚する道を選んだ。
そこには大きな「覚悟」があったのは想像に難しくない。
「これまで以上に責任と自覚を持ち、チーム、ファン、サポーター、そして妻のためにプレーします」
松木はFC東京のHPで強く宣言した。
この大きな決断は、松木のサッカーに対する情熱と目指す場所の高さを表しているともいえるだろう。
サッカー選手としてさらに成長し結婚相手を幸せにできるという自信があるからこそ、早い決断に至ったのではないか。
そして、おそらく配偶者として生活面をサポートしてもらうことがより欧州での成功に繋がるとも考えているはずだ。
突出したスキルはないが、間違いなくA代表の主軸になれる逸材
松木玖生には、圧倒的なスピードや身体能力はない。
テクニックはあるが決してJリーグで飛び抜けているわけではなく、得点力や守備力も平均値よりは高いものの突出しているわけではない。
しかし、それでも多くのファンが確信している。
「松木玖生は近い将来A代表選手になり、その数年後には主軸となっている」ということを。
選手としてのタイプこそ違うが、体幹の強さや気持ちの強さはA代表のキャプテンを務める遠藤航に近いかもしれない。
三笘薫や伊東純也のようなわかりやすい能力ではなく、「中盤にいてくれたらチームとして助かる選手」なのだ。
もちろん、今の実力ではまだその期待に完全に応えることはできない。
目の前にある試合を1つ1つ全力で、高い意識でプレーすることで未来が切り開かれていくはずだ。
本日行われるサガン鳥栖戦では、より強い眼差しでプレーする松木を観ることができるだろう。
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