
カタールW杯に向けて前田大然絶好調、公式戦4得点目で日本代表のスタメンに一歩前進
写真:前田大然(AP/アフロ)
11月10日、スコットランド・プレミアリーグ第15節「セルティック対マザーウェル」の一戦が行われ、2-1でセルティックが勝利した。
日本代表FW前田大然が快足を飛ばしてリーグ戦3得点目、今季公式戦4得点目を叩き込んだ。
最高の状態でカタールW杯に向かえそうだ。
前田はワントップのスタメン候補1番手に名乗りを挙げるゴール
この試合、後半35分からの途中出場となった前田だが、投入からわずか4分で結果を出す。
中盤からボールが出ると、全速力で裏へと抜け出し、見事なトラップで速度を落とさずにシュートチャンスを作る。
スピードを落とすことなく左足でシュートを放ち、ゴールを奪った。
11月10日にドイツ代表のメンバー発表があったが、前田クラスのスピードを持つ選手は欧州でも数少ないため、さすがのドイツ代表も何度も激しいプレスが行える前田に驚くはずだ。
残念ながらCL(チャンピオンズリーグ)で得点を奪うことは出来なかったが、欧州トップの舞台を経験できたことは大きいだろう。
「前田は得点力がないから」と言われることも多いが、今季公式戦4得点とまずまずの結果を出しており、アシストも4つあるため、決して「足が速いだけの選手」ではない。
森保監督の頭の中でも、かなりFWの序列で上位にいるはずだ。
FWのライバルである上田綺世も絶好調
コンディションも良く結果を残している前田は、日本代表でのワントップのスタメン候補筆頭ではあるが、確定ではない。
ここにきて、セルクル・ブルージュの上田綺世も調子を上げているからだ。
ベルギーリーグの第16節でリーグ戦6得点目を奪うと、11月9日に行われたベルギー杯6回戦でも途中出場から公式戦2試合連続となる得点を奪った。
日本代表にとっては調子の良いFWが2人いるというのは、かなり嬉しい状況であると言える。
もう1人のFWである浅野拓磨はようやく全体練習に参加できる程度であり、追加招集の町野修斗は、実力はあるものの経験不足であるため4番手の扱いとなるだろう。
そう考えれば、基本的にはグループリーグの3連戦は前田と上田で回すことになるはずだ。
前田か、上田か、森保監督はどちらをドイツ戦のピッチに送り出すのだろうか。
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