久保建英、キャリア最大の決断時期が近づく レアルへの移籍は今冬か、それとも来夏か
久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
久保建英の周囲が非常に騒がしくなってきている。
スペインメディア『Esto es Atleti』は、レアル・マドリードのペレス会長が来夏にエムバペやハーランド、久保建英獲得を望んでいると報じた。
久保に関してはソシエダとのブラヒム・ディアスとのトレード案で獲得しようとしていると具体的な話も出てきている。
メガクラブが見過ごせない存在となっている久保
レアル・マドリードやバルセロナ、マンチェスター・シティ、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドなど、メガクラブが久保獲得に興味を示しているというニュースがここ1ヶ月でかなり増えた。
公式戦14試合出場で5得点3アシストという数字はもちろん、1つ1つのプレーの質の高さやゲームに与える影響力はもはや世界屈指のレベルであり、マーケティング面だけでなく戦力としても非常に魅力的な選手となっている。
数あるメガクラブの興味の中で最も現実的にありえる選択肢なのが、「レアル・マドリードへの復帰」だ。
レアル・マドリードは一度は久保を手放したが、優先交渉権を保有している。
つまり、ここ1ヶ月レアルが久保獲得に動きそうな気配が漂うのは、すでに他のクラブが本格的に久保を獲得しようと動き始めているからではないかと予測できる。
おそらくマンチェスターの2クラブのどちらか、もしくは両方が本格的に調査を開始しているのではないか。
あくまでもレアルは優先的に交渉できるだけであり、久保自身の決断が非常に重要となる。
基本的には来夏に正式オファーを出し獲得する流れになるはずだが、ディアスを早急に売りに出したい考えもあることから今冬の正式オファーもありえる。
監督交代、エムバペorハーランドの獲得など不安要素も多い
実力的に現在の久保であればすでにレアル・マドリードでもレギュラークラスで出場可能だが、来夏移籍するのは不安も多い。
アンチェロッティ監督が今季限りでレアルの監督を退任する予定で、後任が誰になるか分からない。
さらには来夏の目玉補強としてエムバペorハーランドを獲得する可能性も高い。
つまり、レギュラークラスとして加入したとしても、新監督の考えや同時期に獲得する選手によってベンチ要員となるリスクもあるわけだ。
来夏以降もレアル・ソシエダに残留すればエースとしてプレーし続けられる可能性が高いだけに、久保にとっては移籍するかどうか(移籍するならどこのクラブか)の判断はキャリア最大の決断となることだろう。
11月12月の活躍と併せて、久保の動向にも注目しよう。
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