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久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)

司令塔にもなれフィニッシャーにもなれる久保建英、CLベンフィカ戦に向けマジョルカ戦はベンチスタートか

久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
10月21日、ラ・リーガ第10節「レアルソシエダ対マジョルカ」の一戦が行われる。

日本代表MF久保建英は10月17日に行われたチュニジア戦でスタメン出場し82分までプレーしていることから、ベンチスタートが濃厚だ。

10月24日にはCL第3節のベンフィカとの大一番が控えているため、無理はさせないはずだ。

日本代表では司令塔、ソシエダではチャンスメーカーでありフィニッシャー

日本代表での久保のプレーは、まるでダビド・シルバのようだった。

1年だけだったが、自身と酷似しているサイズ、身体能力、利き足、ボールの持ち方をするスペインのレジェンドとの時間は久保の成長を大きく加速させた。

「急ぐな、周りを(俺を)見ろ!」

シルバからしつこく言われてきた言葉通り、現在の久保は相手から激しいマークを受けている際もエリア内にドリブルで侵入している際も冷静に周囲を確認しながらプレーしている。

冷静だからこそクロスやスルーパスに切り替えることもでき、相手の足の間を通すシュートなども打てるのだ。

レアル・ソシエダでの久保のプレーは、トップ下でプレーした日本代表の時とは違い、よりWG的なプレーが多くなると同時にフィニッシャーとしてのプレーも多くなっている。

伊東純也がチュニジア戦で見せた得点のように、左サイドでチャンスとなれば右サイドからエリア内に果敢に入り込みフィニッシュを狙っていく。

さらに、右サイドから中にカットインしニアサイドにシュートを打つこともできれば、ファーサイドに巻いたシュートも打てるようになったことで得点を量産できている。

マークが厳しくなる中で活躍できるかがワールドクラスへのキーポイント

現在の久保は、レアルのベリンガムやバルサのレヴァンドフスキらのように相手チームから最も警戒される存在となっている。

アトレティコ・マドリード戦のように徹底した久保対策を行ってくるチームも増えるだろう。

今後マークがきつくなる中でどのような活躍ができるかが、ワールドクラスへのキーポイントだといえるだろう。

おそらく右サイドに張り付いたままプレーするのは得策ではないのではないか。

ブライス・メンデスとのポジションチェンジなどを頻繁に行い、久保が中でプレーする時間を増やすことで「捕まえにくい選手」となるだろう。

代表でプレーしたように、久保はトップ下としても一流だからこそ試合中のポジションチェンジもより有効となるはずだ。

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