
ソシエダ久保建英がトラオレorオドリオソラとのコンビでレアル・マドリード撃破に挑む
久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
9月17日、ラ・リーガ第5節「レアル・マドリード対レアル・ソシエダ」の一戦が行われる。
日本代表のトルコ戦をフル出場している久保だが、重要な一戦であるためレアル戦もスタメン出場が濃厚だ。
トラオレorオドリオソラという強力な右SBとのコンビで、レアル粉砕を狙う。
右SBの補強に大成功のソシエダ
今夏のソシエダは、ティアニーやアンドレ・シウバ、ザハリャンなど積極的に優秀な選手を補強している。
その中でも特に目立ったのが右SBの補強だ。
レンヌのキャプテンを務めていたアマリ・トラオレを早々に完全移籍で獲得すると、移籍市場閉幕間際にレアル・マドリードのアルバロ・オドリオソラも完全移籍で獲得。
どちらも欧州トップクラスの実力を誇る右SBということもあり、左SBのティアニーと合わせ一気にソシエダのSBがレベルアップを果たした。
昨季までウィークポイントだった両SBが改善されたため、今後の快進撃も期待できる。
右WGを主戦場とする久保建英にとっては最高の環境に
このワールドクラスの右SB2人の加入で一番恩恵を受けるであろう選手が、久保建英だ。
右WGを主戦場とする久保は、すでにトラオレに完璧なサポートをもらっている。
トラオレは31歳という年齢もあり、自分のプレーのアピールを優先するようなことはしない。
チームのため、とりわけ右サイドでコンビを組む久保に気持ちよくプレーしてもらうように心掛けている。
久保がフリーになればすぐさまボールを預け、自身が囮になるようにオーバーラップやインナーラップを仕掛ける。
ボールを久保に出しリターンパスをもらってシンプルにクロスを入れることもでき、2人は快適にプレーできている。
遅れて加入してきたオドリオソラも、久保を活かせるSBとなる可能性が高い。
オドリオソラは攻撃時には積極的にWGの近くまで顔を出してくれる。
オーバーラップを1試合の中で何度も繰り返せる選手であるため、久保としては囮に使って中にカットインすることもでき、シンプルにオドリオソラを使い自身はエリア内に侵入しグラウンダーのクロスを待つといったプレーも可能となる。
どちらが右SBのスタメンで出場したとしても、久保は最高のサポートをもらえるわけだ。
明日行われるレアル・マドリード戦は、古巣ということもありオドリオソラがベンチでトラオレがスタメンである可能性が高いだろう。
久保とトラオレのコンビが欧州屈指のメガクラブ相手に右サイドを制圧できるか、注目しよう。
Follow @ssn_supersports