
アトレティコ、ラ・リーガ&CL制覇のための勝負の夏、久保建英獲得の可能性も
久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
ラ・リーガ3強の一角でありながらレアル・マドリードとバルセロナに及ばぬ状況が長く続いているアトレティコ・マドリードだが、来季に懸ける想いはかなり強そうだ。
シメオネ監督は『DAZN』のインタビューでCL優勝を望んでいることを明かした。
シメオネ監督はアトレティコを強豪へと押し上げるもレアルとバルサの牙城は崩せず
アトレティコ・マドリードは、2020-2021シーズンにラ・リーガを制しており、シメオネ監督就任以前は4位~10位であったことを考えればすでに成功を収めていると判断できる。
しかし、アトレティコはまだまだ高い野心を持っている。
そう、再びラ・リーガ制覇をすることと、CL優勝を成し遂げることだ。
今季22勝10分6敗の勝ち点76という好成績で3位となったアトレティコだが、1位バルセロナ(勝ち点88)、2位レアル・マドリード(勝ち点84)とはやはり実力差があるといえる。
国王杯準決勝とCL、ラ・リーガで16日間に4度もバルセロナとレアルと対戦しなければならなかった(1分3敗)ことも、シーズン後半に勝ちきれなかった大きな要因の1つだといえるだろう。
しかし、こうした厳しい状況でもハイレベルなローテーションが組めれば乗り越えられる可能性がある。
今季のアトレティコにはその選手層がなかっただけだが、この夏に積極的な補強を敢行すれば、シメオネ監督の願い通りCL優勝を狙えるはずだ。
久保建英を獲得できればハイレベルなローテーションが可能に
シメオネ監督はレアル・ソシエダの久保建英を高く評価している。
対戦する際に久保シフトを敷くほどだ。
そんな久保はビッグクラブへのステップアップ移籍を考えているといわれているが、解除金の高さゆえなかなか交渉が進展しない。
確かに6000万ユーロ(実際には4000万ユーロ程度か)で半額がレアル・マドリードの元に入ってしまうことを踏まえれば二の足を踏んでしまう気持ちもわかるが、久保がアトレティコに加入したならば、間違いなくハイレベルなローテーションが可能となる。
アルバレスとセルロートの2人にグリーズマン、ジュリアーノ・シメオネ、マルコス・ジョレンテといった素晴らしい選手が揃っているが、ここにクボが加わることでシーズンを通してハイレベルな状態をキープできるだろう。
久保は右WGや右MFだけでなく、アルバレスもしくはセルロートと組んで2トップの一角としてもプレーできる。
クティ・ロメロやアレックス・バエナの獲得も目指しているとされるアトレティコだが、果たして本格的に久保獲得に乗り出すのか、今後の動向に注目だ。
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