久保建英が今季4得点目のスーパーゴール!堅守ソシエダで得点を重ねる価値は高い
久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
1月13日、ラ・リーガ第19節「レアル・ソシエダ対ビジャレアル」の一戦が行われ、1-0でレアル・ソシエダが勝利した。
日本代表MF久保建英は右WGでスタメン出場を果たすと、51分に独力で圧巻のゴラッソを決めソシエダを勝利に導いた。
久保がソシエダで得点を重ねる凄さ
久保建英が得点をすれば負けない。
ソシエダにおいて久保が得点を奪った試合は19勝1分けとこれまで一度も負けたことがない。
今季はこれで5回目のMOM選出だ。
ビジャレアルも久保の力を十分に理解し、ボールを持った瞬間に2人でマークするように徹底していた。
この試合の前半にはエリア近くでボールを持った久保に対して3人の選手が腰を落としマークするなど、まさに徹底マークだった。
久保はそれでも得点を奪った。
自陣から圧倒的なスプリントでパレホに競り勝つと、エリア内でフォメニアの股を抜くフェイントから左足を一閃。
見事ゴールを奪ってみせたのだ。
堅い守備からの速攻で久保が独力で得点を挙げたわけだが、すでにこの光景はお馴染みとなっている。
ソシエダで得点を奪うのは容易ではなく、独力で突破し自らチャンスを作らなければならないのだ。
イマノル・アルグアシル監督はポゼッションを大切にはしているが、それはGKやDFがボールを多く持つことによる支配率の高さで、高い位置でのポゼッションはあまり得意ではない。
支配率が高い割にシュート数が毎試合少ないのは当然なのだ。
このビジャレアル戦もソシエダのシュート数はわずか2本だった。
・2020-2021→59得点38失点
・2021-2022→40得点37失点
・2022-2023→51得点35失点
・2023-2024→51得点39失点
アルグアシル監督が指揮した直近の4シーズンをみても、堅守が武器で得点力が低いことがわかる。
リーグ戦は38試合あることから、1試合1.5未満の得点しか奪えない計算なのだ。
この数字を見れば、ソシエダにおいてWGとして得点を重ねるのは至難の業であることがわかるだろう。
ちなみに19節終了時点で19得点未満のチームはソシエダを含め6チームしかいない。
そのうちの5チームは15位以下の下位チームであり、たった17得点しか挙げていないソシエダが7位にいるのはかなり不自然だと感じるほどだ。
今季4得点目を挙げた久保だが、正直なところソシエダでは2桁得点を目指すのはかなりハードだろう。
もしかしたら噂されるリバプールやアーセナル、アトレティコ・マドリードのいずれかに移籍すれば、いきなり得点を量産する可能性もあるかもしれない。
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