日本の至宝はW杯で光を放つか 久保建英に注目
W杯ではインサイドハーフ起用もあるか
そんな久保はユース年代から飛び級で日本代表に選出されてきており、U-20W杯、東京五輪、W杯アジア予選といった大会を若くして経験してきた。2019年に初出場したA代表では2019年に行われたコパ・アメリカに出場し世界からも高い評価を受けるなど日本の新たなスターとして期待を寄せられてきた。長らくゴールが生まれず、苦しい時期も経験したが、6月に行われたガーナ戦で17試合目にして待望の代表初ゴールを記録。クラブと同様に代表でもゴールに絡む働きをみせ、存在感を示していく必要がある。
久保の得意とするポジションは右ウイングとトップ下だが、森保一監督が率いる日本代表では伊東純也が右サイドのファーストチョイスであり、堂安律というフィジカルとシュート力に長けたアタッカーもいる。6月の国際親善試合では4-3-3のインサイドハーフとしてもテストされており、周囲と連携してのプレーを得意とする久保の可能性は感じられた。11月に控えるW杯に向けてメンバー入りを狙う上で、どのポジションで出場機会を得られるのかは気になるところだ。
バルセロナの下部組織出身、日本でのプレー経験を経てレアル・マドリードに所属するという輝かしい経歴を持つ久保。スペインの地で苦闘しながらも成長を続ける21歳は11月に迎えるW杯でインパクトを放ち、真のワールドクラスへ変貌するのか。若き“日本の至宝”のキャリアはまだ始まったばかりだ。
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