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「W杯」鎌田は下げるべきか残すべきか、スペイン戦でインサイドハーフにするという選択肢

鎌田大地(Photo by Masashi Hara/Getty Images)
11月17日、カタールW杯グループE第2節が行われ、日本はコスタリカに0-1で敗戦、注目の「スペイン対ドイツ」の一戦は1-1の引き分けとなった。

グループEは全4チームが決勝トーナメント進出の可能性があり、第3節の結果次第で進出できる2チームが決まる。

日本代表は基本的にスペインに勝つしかなくなったが、注目は鎌田大地の使い方だろう。

精彩を欠く鎌田大地は下げるべきか残すべきか

決勝トーナメント進出に向けて非常に重要な試合となったW杯2戦目のコスタリカ戦では、「世紀の大凡戦」と言えるほどひどい試合内容だった。

スタメンのチョイスを含めた監督の采配や何人かの選手の不調やミスによって、勝てる試合を落としてしまったのだ。

その中でも気になったのが、トップ下でチームの中心としてプレーした鎌田大地だ。

ミスの少ない鎌田がミスを連発したことで、明らかにブレーキとなっていた。

コスタリカが引いて守っていたためスペースがなく、さらにその他の攻撃陣3人がドイツ戦と違いコンビネーションが取れていなかったというネガティブな側面もあった。

しかし、それらを差し引いても、あまりにも鎌田は精彩を欠いていた。

こうなると選択肢として浮上してくるのが、「鎌田をスタメンから外す選択肢」だ。

スペイン戦は「4-3-3」のインサイドハーフで鎌田を使うという選択肢も

コスタリカ戦の数時間後に行われたスペインとドイツの一戦は、W杯の決勝戦でもおかしくないほどのハイレベルな試合となった。

この試合を観戦した人であれば、より一層日本代表がスペイン代表に勝つイメージが湧かなくなったはずだ。

特にスペインの中盤のレベルは恐ろしく、ブスケツとペドリ、ガビのバルセロナトリオは、今大会最高のユニットであると言えるだろう。

日本代表はこれまでの試合で「4-2-3-1」を基本として、試合途中で3バックに変更する形を採用している。

フィールド中央は三角形の形で、遠藤航と田中碧(コスタリカ戦は守田英正)のダブルボランチにトップ下の鎌田大地という並びだった。

しかし、スペイン戦は100%に近い確率で押し込まれる形となるため、ダブルボランチだけではスペースを埋めきれない。

そこで、「4-3-3(もしくは両サイドも一段下げて4-5-1)」で、中盤を「逆三角形」にして、遠藤をアンカー、守田と鎌田をインサイドハーフで起用する。

この配置であれば、スペインの中盤のパス回しに対応でき、鎌田も前にスペースのある状態でプレーできる。

このままでは終われない鎌田は、高い集中力で戦えるはずだ。

前はワントップに右の伊東と左の三苫の突破力に懸けるしかないだろう。

はたしてスペイン戦で2度目の「奇跡」は起こせるのか、注目しよう。

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