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「カタールW杯」もしも初戦のドイツ戦で負けてしまった時の「ボランチ鎌田」という選択肢

鎌田大地(Photo by Masashi Hara/Getty Images)
世界最大のスポーツイベントである「カタールW杯」が、開幕まであとわずかとなっている。

どの国が優勝しワールドカップを掲げることになるのかも気になるが、やはり日本国民としては「決勝トーナメントに進出できるのか」が気になるところだ。

もしも初戦のドイツ戦に負けてしまったならば。

森保監督の頭の中にも、そんなシチュエーションがきっとあるはずだ。

4年前にグループリーグ敗退しているがゆえにドイツは油断しない

W杯では、初戦で優勝候補といわれる強豪国が負けるといった波乱が起きやすい。

4年前のロシアW杯では、ドイツ代表がメキシコに0-1で敗れ、その後決勝トーナメントに進めずに敗退している。

しかし、W杯優勝4回を誇る超強豪国のドイツが、2大会連続で初戦を落とすなどということは考えにくい。

油断などは一切なく、本気で日本代表に勝ちに来るはずだ。

W杯前に負傷者が続出し、万全でない日本代表ゆえに、現実的には負けてしまう可能性の方が圧倒的に高いだろう。

ドイツ戦に敗れたならば、鎌田をボランチ起用で三苫を先発させる選択肢も

初戦のドイツ戦に負けてしまった場合、2戦目のコスタリカ戦と3戦目のスペイン戦で勝つしか決勝トーナメントに進出できる可能性はない。

スペイン戦で引き分けたとしても、1994年のアメリカW杯のグループEのように全チームが勝ち点4で並び得失点差などでギリギリ決勝トーナメントに進出できる可能性もあるが、現実的には勝ち点「5」もしくは「6」が必要となるため、残り2試合を勝たなければならない。

なんとしてでも得点を取らなければならないため、ボランチでも得点も取れる鎌田をボランチの位置に下げ、2列目に三苫、久保、伊東を並べる選択肢も「あり」だと言えるだろう。

鎌田はボランチでも空いたスペースに入り込む上手さがある。

実際にブンデスリーガでも、ボランチで出場しながらも得点を取っている。

さらに、遠藤航や守田英正、田中碧などボランチは故障明けの選手が多いことからも、悪くない選択肢であると言えるだろう。

鎌田をボランチに下げることで、これまであまり併用できていない三苫薫と久保建英という日本代表の大きな武器である2人を同時に起用することもできる。

本日行われるカナダとの親善試合では、そんな初戦に負けるという最悪のシチュエーションを考慮しながら、ボランチ鎌田を試してみるべきかもしれない。

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