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鎌田大地、レアル・ソシエダへの移籍濃厚か、スタメンの可能性と考えられる起用ポジション

写真:鎌田大地(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
フリートランスファーとなっている日本代表MF鎌田大地がレアル・ソシエダと契約を結ぶ可能性が高いとスペイン紙『マルカ』が報じた。

すでに代理人とクラブ間では合意に達しているとされ、鎌田本人からの返答期限は19日に設定されているようだ。

契約期間は2027年6月までの4年契約となりそうだ。

もしも実現すれば、日本代表MF久保建英とチームメイトとなり、共にラ・リーガや国王杯、CLを戦うことになる。

鎌田がソシエダでスタメンを奪える可能性と考えられる起用ポジション

ACミランへの移籍寸前で破談となり、鎌田の代理人の元には様々なビッグクラブからオファーが来ているが、移籍先はラ・リーガの強豪レアル・ソシエダに落ち着きそうだ。

バルセロナやレアル・マドリード、アトレティコ・マドリードに次ぐ実力を誇るクラブであり、新シーズンはCLにも参戦することから、チョイスとしては悪くないだろう。

当初目指していた「メガクラブ」ではないが、これから3強を轟かす存在になる可能性を秘めているだけに、毎年CLでプレーすることができるかもしれない。

しかし、鎌田がソシエダですぐにスタメン出場できるかというと、そう甘くはない。

スペインのレジェンドであるダビド・シルバを筆頭に、スペイン代表のスビメンディ、ミケル・メリーノ、そして代表クラスのブライス・メンデスが在籍しているからだ。

アルグアシル監督が大事な試合でベストメンバーを送り出すならば、「4-3-3」であれば中盤の底にスビメンディ、その前のポジションにミケル・メリーノとブライスメンデス、ダビド・シルバの3人から2人をチョイスすることになるだろう。

それゆえに、昨季の久保のように年間を通してスタメンで出場し続けるのはなかなか難しいはずだ。

しかし、それ以外のトゥリエンテスやバレネチェア、ロベルト・ナバーロといったスタメンを狙う若手選手たちは、みなWG的なプレーを得意としているため、ダビド・シルバとミケル・メリーノ、ブライス・メンデス、そして鎌田を含めた4人でローテーションを組むような形となる可能性が高い。

ダイヤモンド型の「4-4-2」であれば、鎌田はトップ下と左右のMFで出場可能だが、このフォーメーションではその3つのポジションでプレーできる久保や前述した若手選手たちもライバルとなる。

アルグアシル監督は、チーム状況や相手チームに合わせてフォーメーションを変えるタイプの監督であるため、気に入られたとしてもスタメンで出場し続けることはないだろう。

ソシエダは欧州のコンペティションにも参加することになっており試合数が非常に多いため、ファーストチョイスではないにしても、それなりの出番は巡ってくるはずだ。

鎌田を獲得できれば、万全の状態で新シーズンを迎えられるソシエダ

レアル・ソシエダにとっては、鎌田の獲得は非常に大きなメリットとなる。

フリートランスファーであるため移籍金がかからずレベルの高い選手が獲得できること。

そして懸念される中盤の層を厚くしハイレベルなローテーションが組めるようになるからだ。

ウィークポイントであったSBもアマリ・トラオレ獲得によって解決しており、鎌田が加入すれば2シーズン連続ラ・リーガ4位以内、CL決勝トーナメント進出といった結果も現実的な目標となる。

返答期限の19日まで残り時間わずか。

果たして鎌田のレアル・ソシエダへの移籍は決定することになるのか、その動向に注目だ。

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