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キム・ミンジェのバイエルン口頭合意で一気に現実味を帯びる板倉滉のナポリ移籍

写真:板倉滉(提供:picture alliance/アフロ)
6月28日、韓国代表DFのキム・ミンジェがバイエルンと口頭合意に至り、その後任が日本代表DF板倉滉になる可能性が高いとイタリアメディア『STOP&GOAL』が報じた。

板倉の移籍金は1200万ユーロ(約18億8000万円)に設定されているが、ナポリはキム・ミンジェを6000万ユーロ(約94億2000万円)で売却できるため、金額的なハードルはない。

キム・ミンジェの移籍によって、日本代表ナンバーワンDFのナポリ移籍の可能性は極めて高くなったと言えるだろう。

ナポリ移籍ならば最高のステップアップ

板倉滉が所属するボルシアMGは今季ブンデスで10位と低迷し、欧州大会への参加ができないが、ナポリ移籍が実現すれば、セリエA連覇とCL優勝を狙うクラブのCBとしてプレーすることになる。

まさにステップアップ移籍となるわけだが、そのプレッシャーは計り知れない。

前任者のキム・ミンジェはCBのレギュラーとして5月14日のモンツァ戦以外の35試合にスタメン出場している。

ナポリのリーグ戦の失点はわずか28点で、20チームの中で最も少ない。

また、CLでもスタメンとして出場し続け、ベスト8進出に大きく貢献している。

そんなキム・ミンジェの後任としてプレーすることになるならば、間違いなく比較されることだろう。

同じアジア人であるという点も、プレッシャーが大きくなる要因の1つだと言える。

しかし、もしもキム・ミンジェと同等のパフォーマンスを1年間見せ、セリエA連覇とCLベスト8以上を成し遂げたならば、一気に世界的DFの仲間入りとなるはずだ。

ナポリへの移籍は、そうしたチャンスがあるゆえに、間違いなくステップアップ移籍であると判断できるだろう。

冨安健洋が怪我がちな今、板倉の存在感が増すことはとても重要

板倉はすでに日本代表のDFリーダーとなっているが、本来であればもう1人これからの日本代表のDF陣を引っ張るべき選手がいる。

アーセナルの冨安健洋だ。

しかし、度重なる怪我によってその実力を発揮できていない。

怪我から復帰したとしても、今後日本代表の柱としてプレーできるかどうかは怪しい。

それゆえに、日本代表における板倉の存在はとてつもなく大きいのだ。

ナポリのスタメンCBとしてプレーし続けられるならば、世界の強豪国と対戦する上でも名前負けすることはないだろう。

果たして板倉のナポリ移籍は実現するのか、その動向に注目だ。

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