敵地の優勝決定戦、元主将・尾川奈穂が“超プレッシャー”を楽しめたメンタリティ「勝ったら最高やなと話していた」【女子第16節|インタビュー/浦安vs西宮】

【メットライフ生命女子Fリーグ2025-26】バルドラール浦安ラス・ボニータス 2-3 SWHレディース西宮(2月8日/バルドラール浦安アリーナ)

2月8日、メットライフ生命女子Fリーグ2025-26シーズンの第16節が行われ、バルドラール浦安ラス・ボニータスとSWHレディース西宮が対戦。首位の西宮と勝ち点3差で2位の浦安、ファイナルシーズンの最終戦が優勝決定戦となるなか、西宮が2点のビハインドをはね返して3-2で勝利。Fリーグ女王が連覇を達成した。

最終戦の会場は、ライバルの本拠地、バルドラール浦安アリーナ。1683人が詰めかける完全アウェイのなか、その空気を楽しむ余裕すら見せていたのが尾川奈穂だ。

チームメイトと前向きな言葉を交わしながら大一番に臨むと、相手のパワープレーで押し込まれた試合終盤、残り8秒。ゴール前にこぼれたボールを迷いなくかき出し、勝利を手繰り寄せた。

楽しむ余裕と、勝ち切る覚悟。その両方をもって戦った尾川に、試合後の率直な思いを聞いた。

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怖さはなしに、ボールに飛びついた

──率直に、今のお気持ちは?

もう、さいっこうにうれしいです!もうそれしか出てこない。最高にうれしいです。

──おめでとうございます!今日の試合は、どんな気持ちで臨みましたか?

相手もホームゲームですし、絶対に負けられない気持ちがあったと思うんですけど、こっちも逆にその環境を楽しんで「勝ったら最高やな」「絶対勝とう」という話をチームメイトとしていました。そういうモチベーションでみんないたと思います。でも優勝を目指すというよりは、この1戦を勝ち切る意識で戦っていました。

──第1ピリオドで2点差をつけられましたが、焦りなどは?

私はありませんでした。失点もすごく崩されていたわけではなく、セットプレーと自分たちのミスから流れが悪いところでポンポンと取られたので、そんなに焦りはなくて。第1ピリオドのうちに1点取り返したところから、自分たちのペースに戻せたかなとは思います。

──残り8秒、ゴール前でボールをかき出すシーンもありました。

もう、とりあえず外にボールを出そうと。怖さはなしに、ボールに飛びついていました。

──昨シーズンに引き続き「引き分けでも優勝」という状況でしたが、それを忘れさせられる感覚がありました。

引き分けで優勝しても、うれしさが半減しますし。積み上げてきたものはたしかですけど、勝って優勝することが自分たちの目標だったので、本当に勝ち切れて良かったなと思います。優勝の瞬間は、自分らも「うぇえい」って、ビブス投げてましたもん(笑)。

──今シーズンはキャプテンではなくなりましたが、変わったことはありましたか?

違う視点でチームを見られるようになったかなと、1年を通して感じました。チームとしてもベテランと若手の年齢差がある状態で、個人的な考えとしては世代交代じゃないですけど、下の子らがチームを引っ張って、上はサポートしてあげる形を理想としていました。

キャプテンをやめた時も、下の子たちの育成といった視点で物事を見ていこうかなと考えていて、今のチームはすごくいいと思います。今シーズンは(高尾)茜利を中心としたチームで、自分はキャプテンじゃない立場でしたけど、キャプテンを経験したからこそ、みんなの姿や姿勢が見れました。キャプテンを引き継げて良かったなと感じますし、茜利はすごいキャプテンらしくて、素晴らしいです。

──それでは選手権に向けて意気込みをお願いします。

昨シーズンは負けちゃったので、もちろん優勝は目指していますが、まずは1戦1戦勝ちを積み重ねたいです。引退する選手や怪我で来られない選手も含めて、みんなで一緒に戦いたいなと思います。

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