
【メットライフ生命女子Fリーグ2025-26】バルドラール浦安ラス・ボニータス 2-3 SWHレディース西宮(2月8日/バルドラール浦安アリーナ)
2月8日、メットライフ生命女子Fリーグ2025-26シーズンの第16節が行われ、バルドラール浦安ラス・ボニータスとSWHレディース西宮が対戦。首位の西宮と勝ち点3差で2位の浦安、ファイナルシーズンの最終戦が優勝決定戦となるなか、浦安はホームの大声援の後押しを受けて2点リードに成功してものの、2-3で痛恨の逆転負け。王座奪還を果たせなかった。
試合後、浦安・米川正夫監督とキャプテン・田中千尋が記者会見に出席した。
取材=伊藤千梅
編集=柴山秀之
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なんとしても勝たせてあげたかった

●米川正夫監督|バルドラール浦安ラス・ボニータス
──試合を振り返って。
勝たないと優勝がないゲームで、自分たちは深く引いてロースコアのゲームにもっていきたいというプランでした。攻撃に関してもリスクなく前進して、定位置攻撃を増やし、セットプレーを増やして戦いたいと考えていました。
前半はそのプランが良かったのか先制していい流れだったと思うんですけど、自分たちの細かいウィークポイントが出てしまい、失点を重ねて同点で試合終盤を迎えました。
自分たちが勝たなければならない立場だったので、同点であれば残り5分か4分ぐらいでパワープレーを仕掛けようと思っていました。なので、その辺はイメージ通りではありました。でも、自分の思っていたような形にならず、いい形になる前に失点してしまったことがすべてだったのかなと思います。
練習からパワープレーでいい形をつくれていたので自信はありましたが、このホームの大歓声のなかで思うように自分のパフォーマンスを発揮できない選手も多かった印象もあるので、非常に残念です。
ホーム最終戦で多くのお客さんが来てくれていて、自分たちが勝てば優勝というステージで勝てなかったことにすごく責任を感じますし、なんとしても勝たせてあげたかったのが正直なところです。まだ選手権もあるので、しっかり準備して取り組んでいきたいです。
──自分たちのウィークポイントを突かれたとのことでしたが、どのような部分でしょうか?
失点のシーンに関しては、ゲーム中に集中を切らしてしまう選手のところで、スペースを埋め切れないとか、やらなきゃいけないことがしっかりできていなかったりとか。選手に対しても、ずっと言い続けていることがウィークポイントではありますが、選手にも他の良いところもあるので、それに対して起用したことが悪かったとかはありません。
──もし0-0の状況が続いた場合、どのタイミングでラインを上げるかなどを想定していましたか?
非常に難しいことですが……。僕は最悪あのままいって、最後にパワープレーで点を取ればいいと考えていました。でも、このお客さんがいるなかで、ずっと何もない試合をするわけにもいかないという背景もありました。
1-0でもなんでもいいから勝てば良かったので、先制は絶対にされたくないというゲーム。0-0で最後までいって、最後の最後でリスクをかければいいかなとも思っていました。それでしかないですね。
──基本的にはリスクをどのように避けるかを考えていた?
駒沢ラウンドはどちらの試合も先制されて苦しかったので、絶対に先制されたくないというのは頭にありました。でも、これだけお客さんがいると難しいことでもあります。
──相手のセットに対して、どのようなかみ合わせを気にしていましたか?
オフェンス面に関しては、ピヴォとフィクソのところのかみ合わせで、(西宮の)追野(沙羅)に対して江口(未珂)を当てたかったですし、相手ピヴォの(斉下)遼音に対しては、(倉持)杏子を当てたいと考えていました。ディフェンスでは、(塚本)夏希のところでアイソレーションを仕掛けてくるのがわかったので、システムや人の両方で対抗しました。結局そこからの失点はしなかったので、なかなか駆け引きの強い試合でした。
──リーグ戦の総括をお願いします。
自分たちとっては女子ワールドカップの開催時期の過ごし方があまり良くなかったかもしれません。本当に人数の少ないなかでの練習で、新しいことに取り組むこともできず、ただコンディションを維持するだけの時間を過ごしてしまいました。オフを取るタイミングも、代表の結果に合わせて取らざるを得ないというスケジュールでしたし、その難しさはありました。
実際に中断明けは、勝ち点1(1分2敗)しか取れていません。それがすべての要因ではないですが、一つの大きな要因ではあると思います。
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今までの積み重ねも足りなかった

●田中千尋|バルドラール浦安ラス・ボニータス
──試合の振り返りをお願いします。
前半、かなり引いたディフェンスからスタートして、戦術的な駆け引きの多い試合だったと思います。2点のリードの状況で引いてディフェンスをしているところで失点してしまい、バタついたことで、先制した優位性を生かせなかった試合でした。
勝てば優勝というホームの利点を生かしながら試合を進めたかったのですが力及ばず、今までの積み重ねも足りなかった部分もあって、このような結果になってしまい悔しさでいっぱいです。ただ、その悔しさをしっかりかみ締めて、選手権に向けて切り替えて準備していければと思います。
──先制して追いつかれて、勝ち越されるという浮き沈みのある試合になりました。キャプテンとして何を感じ、何を伝えていましたか?
今日の試合は、先制しても先に取られても必ず拮抗したゲームになると思っていました。自分自身もパワープレーやセットプレーに備えて準備をしようと思っているところで2点を先取しました。でも、私たちは引いていて、相手が常に攻撃の主導権をにぎっているような状態だったのでピンチは常にあると思っていました。
失点しても「しっかり取り返せるし、動じることなく続ければいい」と考えながら準備していました。
──選手の立場としてホームの大歓声がプレッシャーになった部分はありますか?
前節、前々節の2試合で勝ち点1しか取れない状況で、いいイメージだけでこの試合に臨めているわけではありませんでした。いろいろな負の流れがあったなかでこの試合を迎えて、もちろんそれを払拭するために練習して臨みましたが、プレッシャーを感じていた選手がいてもおかしくはないと思います。
ただ、選手としてはホーム開催で勝てば優勝という試合で、しっかりプラスに変えて実力を発揮することはもちろん必要だと思います。
──今シーズンのリーグ戦の振り返りもお願いします。
シーズン序盤から不安定なゲームが続いていた印象があります。勝ち点は積み上げていたものの、大事なゲームで勝ち点を落として、自分たち自身でリーグの戦い方をすごく難しくしてしまいました。
優勝するためには、勝ち点を取りこぼさず、大事なところで失点しないことを大事にして戦う必要があったと思っています。

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