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【女子日本代表】W杯を手繰り寄せた“左足一閃”!宮原ゆかり「ボールがくると信じてゴール前に走った」

【AFC女子フットサルアジアカップ2025】日本 3-2 イラン(日本時間5月15日/フフホトスポーツセンター)

5月15日、日本女子代表は中国・フフホトスポーツセンターでAFC女子フットサルアジアカップ2025・準決勝を戦い、イラン代表に3-2で勝利。激闘を制し、アジアカップの決勝進出と史上初のFIFAフットサル女子ワールドカップ出場権を獲得した。

2点のリードで試合を折り返した日本だったが、第2ピリオド24分にフリーキックから得点を許し、1点差に迫られた。

しかしそこで追加点を決めたのが、宮原ゆかりだ。失点から6分後、GK・井上ねねがカウンターを発動し、左サイドにいた網城安奈へボールを受け渡した。網城が右のファーサイドに走り込んでいた宮原にパスをつなぐと、宮原が左足のボレーシュートを放ち、相手ゴールに叩きこんだ。

すぐに網城の元へ駆け寄った宮原は、喜びを爆発。その後ベンチに下がった際には、この日の試合立ち上がりで負傷交代となった江川涼と涙の抱擁を交わした。そんな宮原に、試合後の率直な思いを聞いた。

取材=伊藤千梅
編集=溝口優輝

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みんなのポジティブな声で、自分を盛り立てた

──勝利おめでとうございます!率直に今の気持ちを聞かせてください。

もう、ほっとしています。W杯にいけて良かったです。

──チームを勝利に導く3点目を挙げられました。得点シーンを振り返っていかがですか?

網城選手がボールを持った瞬間に、絶対に出してくれると信じて、ゴール前に走りました。

──得点後は網城選手のもとに駆け寄っていました。

そうですね。そこまでに迷惑もかけていたので「ありがとう」という気持ちでいっぱいでした。

──得点の直前には、失点して1点差に迫られる場面もありました。その時はどんなことを考えていましたか?

あのフリーキックは自分のファウルで献上してしまったので、チームに対してすごく申し訳ない気持ちがありました。正直、「これでW杯にいけなかったらどうしよう」という考えで頭がいっぱいになった瞬間もあります。

でも、みんなが鼓舞してくれたり、ポジティブな声を出してくれたりしたので、「そんなことは言っていられない。頑張ろう」と思って、自分を盛り立てました。

──今回W杯出場を決めたことで、未来の女子フットサル選手に伝えたいこと、届けたいことはありますか?

技術を磨くことも大事ですが、私自身は何よりも「小さなことをコツコツと努力することで、大きな結果が得られる」と信じて日々の練習に取り組んでいます。それを体現しているチームの姿や、選手14人のプレーを見て、こういう場を目指したいと思う人や一生懸命頑張ろうと思う人が増えてくれたらうれしいです。

──決勝への意気込みを教えてください。

グループステージではタイに負けてしまっているので、リベンジしたいです。決勝という最高の舞台でその機会を与えてもらったのは、「優勝して帰れ」という神様からのお告げだと思っています。必ず優勝して日本に帰りたいと思います。

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