
【女子日本代表】涙を見せた守護神が、覚悟のノックアウトステージへ。井上ねね「もう一度引き締めて、上だけを見ていく」
【AFC女子フットサルアジアカップ2025】日本 1-3 タイ(日本時間5月11日/フフホトスポーツセンター)
5月11日、日本女子代表はAFC女子フットサルアジアカップ2025・グループステージ第3戦でタイ代表と対戦し、1-3で敗戦。この結果により、Cグループ2位での決勝トーナメント進出が決まった。
タイ代表の粘り強い守備と力強い攻撃に圧倒され、セットプレーとカウンターから失点を喫し、逆転で敗れた。それでも、第1ピリオド11分と20分に訪れた相手の決定機を見事に防いだのが、井上ねねだ。
「全部勝つことをすごく意識していた」と悔しさをあらわにしたが、アジア制覇はまだ射程圏内。試合後、その胸中を聞いた。
取材=伊藤千梅
編集=若月輝
ここからは勝つだけ
──試合を終えて、今どのような気持ちですか?
……めちゃくちゃ悔しいというのが正直な気持ちです。失点の場面を止められなかったことに関して、すごく責任を感じています。
──この試合にいろいろな思いを乗せていたように感じます。
チームとしてグループリーグを1位で突破する目標もありましたし、個人的にも“全部勝つ”ことをすごく意識していたので、負けたという結果が悔しいです。
でも逆に今回負けたことで、アジアカップが“こういう大会だ”というのを感じさせられました。ポジティブに捉えれば、グループリーグを無事に突破できています。ここからは勝つだけです。
負けたら終わりの戦いが始まるので、もう一度引き締めて、上だけを見て、みんなで頑張っていきます。気持ちを切り替えて、チーム一丸となって優勝だけを目指してやっていきたいです。
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