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チームを先導し決勝へ。主将・上村充哉が見せた情熱の鼓舞「会場全体を巻き込みたい」【全日本選手権 準決勝|インタビュー/立川】

【第30回全日本選手権|準決勝】ボルクバレット北九州 4-8 立川アスレティックFC(3月21日/駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場)

3月21日、駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場でJFA 第30回全日本フットサル選手権大会の準決勝が行われ、ボルクバレット北九州と立川アスレティクFCが対戦。立川は8-4で勝利した。

試合を通して優位に進めたのは北九州だった。立川は第1ピリオド7分にキャプテンの上村充哉が同点ゴールを奪うも、一時は2点のリードをつけられ、苦しい展開に。第2ピリオド37分からパワープレーを開始すると、残り40秒で同点に追いついた。延長戦に入ると、攻勢を強めた立川が4点を奪い、決勝戦へ駒を進めた。

敗退の窮地に立たされたチームを鼓舞し続けた主将の上村。幾度となくガッツポーズを見せ、時に声を張り上げた上村は「会場全体を巻き込みたかった」と語る。トーナメントを勝ち抜くために大事にしていることとは。

取材・文=柴山秀之

第30回全日本選手権 試合結果・順位はこちら

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勝ち抜く上で必要なのは“チーム力”だけではない

──試合は北九州ペースで進み、難しい試合展開を過ごしたかと思います。試合全体をどのように振り返りますか?

そうですね。ここまで来たら、チーム力だけで勝てるとか負けるとかはないと思っています。全日本選手権は一発勝負の大会なので、昨日の僕らのようにリーグ戦で順位が上のペスカドーラ町田に勝つこともありますし、本当にチーム力は関係ありません。そのなかで難しい試合展開になりましたが、選手のみんなはハードワークをして頑張っていたと思います。

──上村選手はワンプレーワンプレーの後にガッツポーズをしたり、チームを鼓舞する姿を見せていました。意識していたことはありますか?

精神論みたいになってしまいますが、熱いプレーを見せれば会場を巻き込む雰囲気をつくれると思っています。先ほどもお話ししたとおり、チーム力だけではないという部分で、会場全体を巻き込みたいなとは考えていました。一体感であったり、なんか不思議な力というのが、トーナメントでは絶対に優位に働くと思うので、それは意識していました。

──そういう意味では2点ビハインドから追いついたことで、会場の雰囲気も変わり、延長戦の4得点につながったと思います。

2-4にされて難しい展開になりました。でも僕らは1点1点積み重ねることしかできないですし、選手たちの戦い続ける姿勢があったからこそ、結果を得られたと思います。

正直、第2ピリオドで焦りはありました。3-4の時は、一つのチャンスを決めて同点にして、延長戦でも問題ないと思ってましたし、延長戦までもつれこめば勝てると信じてしました。

──明日は決勝戦となります。意気込みをお願いします。

決勝戦はどちらが上がってくるのかわからないですが、両方とも強いチームです(決勝戦はしながわシティとの対戦に)。今シーズンの立川のチーム力は落ちたかもしれないですが、一人ひとりのストロングポイントを出していければと思います。シュートが強い選手や、守備のうまい選手、走れる選手など、いいものをそれぞれがもっているチームなので、苦手な部分はみんなでカバーする意識で、会場の雰囲気を巻き込めるように頑張っていきたいです。

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