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このままでは終われない、 C・ロナウドW杯史上初の5大会連続ゴールで存在感を発揮

写真:クリスティアーノ・ロナウド(David S. Bustamante/Soccrates/Getty Images)
11月24日、カタールW杯H組第一節「ポルトガル対ガーナ」の試合が行われ、3-2でポルトガルが勝利した。

この試合では、クリスティアーノ・ロナウドがPKからW杯史上初となる5大会連続ゴールを決めるなど、さすがの存在感を見せつけた。

ポルトガルの至宝、ジョアン・フェリックスもゴールを奪うなど、新旧エースの活躍で貴重な勝ち点3を獲得した。

マンチェスターUとの確執で渦中のC・ロナウドがW杯で結果を残す

クリスティアー・ノロナウドはこのW杯を最悪な精神状態で迎えた。

所属していたマンチェスター・ユナイテッドを批判したことで退団が決定し、大きな批判を浴びている最中だからだ。

「これまでの栄光が台無し」

「38歳の問題児」

このような声が多く聞かれ、メッシと共に一時代を作った英雄は窮地に追い込まれていた。

W杯初戦のガーナ戦ではCFでスタメン出場したが、もしもここで結果が出せなければ、さらに「終わった選手」といったイメージが強くなっていたことだろう。

しかし、C・ロナウドは見事結果を出した。

自ら獲得したPKを冷静に決めて、ポルトガルを勝利に導いたのだ。

PKを蹴る直前には、かなり大きなプレッシャーを感じていたはずだ。

その証拠に、空を見上げ大きく息を吐くなど、さすがのC・ロナウドも緊張しているようだった。

蹴り込んだキックは左上のコース。

上のコースを狙うのは、ふかしてしまうリスクがあるためなかなか狙えないものだが、C・ロナウドは勇気を持ってそのコースにチャレンジしたのだ。

実際にガーナのGKローレンス・アティジギは蹴ったコースにしっかりと飛んでいたが、コースが上だったために伸ばした手は届かなかった。

C・ロナウドはさすがの精神力を見せつけた形となった。

奇しくも永遠のライバルであるアルゼンチン代表リオネル・メッシもPKでW杯初戦にゴールを挙げている。

ここまで若い力が躍動しているカタールW杯において、C・ロナウドとメッシが存在感を見せつけることは大会の盛り上がりにとっても欠かせないはずだ。

本人にとっても、不名誉な状況のまま結果も出せずにサッカー選手として終わるのはプライドが許さないだろう。

自国の次世代エースであるジョアン・フェリックスと共に、C・ロナウドは本気でW杯優勝を目指す。

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