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ヴィニシウス,サッカー

CL1stレグでアーセナルに完敗のレアル・マドリード、スター選手揃うが無冠の可能性も

写真:ビニシウス(ロイター/アフロ)
4月9日(日本時間)、CL準々決勝1stレグ「アーセナル対レアル・マドリード」の一戦が行われ、3-0でアーセナルが勝利した。

アーセナルはこの勝利で4月17日(日本時間)に行われる2ndレグを有利に進められる。

一方レアルにとっては可能性はゼロではないものの、かなり厳しい状況に追い込まれたといえるだろう。

エムバペ加入で世界一の陣容ながら今季無冠の可能性も

エムバペやビニシウス、ベリンガム、ロドリゴなど世界屈指のスターを揃えるレアルだったが、苦手意識のあるアーセナルとのアウェー戦は難しかったようだ。

前半はスコアレスで折り返せたものの、アーセナルのデクラン・ライスに58分と70分に超絶FKを決められ、さらには75分にスペイン代表MFミケル・メリーノにダメ押し点を奪われるなど良いところなく敗れた。

普段ならば失点したところで「すぐに奪い返してやるさ」と思えるような余裕さえ見せるビニシウスやエムバペだが、この試合では終始険しい表情のままだった。

4月17日に行われる2ndレグはレアルのホームであるサンティアゴ・ベルナベウで行われるため、まだ大逆転の可能性も残されているが、公式戦2連敗中と勢いに陰りが見え始めたレアルがそれを実現させるのはかなり難しいのではないか。

アンチェロッティ監督退陣とともにチーム改革が必要になる可能性も

もし仮にCL準々決勝2ndレグで逆転できず敗退し、ラ・リーガとコパ・デル・レイでもバルセロナに屈するようなことになれば、一気にアンチェロッティ監督の去就もわからなくなる。

個の力が抜群で何度も圧倒的な試合を演じてきたレアルだが、守備意識の低いスター選手が複数人いることによって今季は大事な試合をモノにできないケースが多い。

無冠で終わるようならば、アンチェロッティ監督の退陣と併せかねてから噂のあるビニシウスの移籍を実現させ、チーム改革に乗り出す可能性もあるだろう。

今季加入しシーズン開始当初は結果が出せなかったものの気が付けば公式戦31得点を挙げているエムバペという絶対的エースがいる状況では、ビニシウスよりも攻撃力が劣ったとしても守備意識の高い選手を起用した方がチームのバランスは格段に良くなるはずだ。

果たして昨季ラ・リーガとCLを制したレアルは無冠で終わってしまうのか。

今後の試合に注目だ。

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