日本代表における「CF問題」北中米W杯で上田綺世に次ぐ2番手は誰が務めるのか

小川航基(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

小川航基(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
北中米W杯開幕まで約5か月あまりとなったが、日本代表は南野拓実が左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負い、久保建英や鎌田大地、鈴木彩艶、町田浩樹も怪我による離脱中とネガティブな雰囲気が漂っている。

それでも2チーム作れるほどの選手層を誇るだけに、一定以上の戦力でW杯本番を迎えられるはずだが、「CF」のポジションについては不安要素が大きくなってきていると判断できるだろう。

上田綺世という絶対的なエースが怪我やコンディション不良に陥ったとしたならば、チーム力は一気に低下することになる。

小川航基は最も現実的な2番手CFか

代表において得点をコンスタントに取り続け上田に次ぐ2番手CFまでのし上がったのが、小川航基だ。

NECナイメヘンでもしっかりとレギュラーを掴んでいて、リーグ戦7得点2アシストとある程度の結果も残している。

ただし、W杯という舞台でCFを任せるとなると、ややその実力は物足りないといえるだろう。

決定力に関しては上田とそれほど差がないかもしれないが、ポストプレーなど周囲に与える影響力という意味では大きく劣ってしまう。

町野修斗はシャドーとして選出される可能性も

小川に次ぐCFと目されていた町野は、南野や久保の負傷離脱によりシャドーとして起用される可能性が高まっている。

CFとしての能力も一定以上あるが、今季3得点と決定力は物足りず、上田ほどのポストプレーも期待できない。

2番手CFとしてはやや力不足だといえるだろう。

スピード特化の前田大然や高さの後藤啓介という選択肢も

上田を起用する際と同様の戦い方をするのであれば、小川が最も適した選択肢だと考えられるが、タイプの違うCFにすることで「戦い方自体を変えること」も可能だ。

例えば前田大然をCFに入れることで前線からの激しいチェイシングが可能となり、隙のないチームに変えられる。(ただし決定力やポストプレー面は期待できない)

他にも高さのある後藤啓介という選択肢もあるだろう。

191㎝の後藤がピッチに入ることで繋ぐサッカーだけではなく多少放り込むサッカーも展開できるようになり、負けている展開を打破するパワープレーが可能となる。

上田綺世が北中米W杯をベストコンディションで臨めればそれほど問題にならないが、もしも上田が怪我やコンディション不良で北中米W杯に出場できない(出場できてもベストとは程遠い)ならば、目標であるベスト8以上は到底達成できないはずだ。

果たして頼りになる2番手CFがW杯本番までに現れるのか。FW陣の奮起に期待しよう。