怪我人続出のブライトン、中2日で戦うシェフィールド・U戦は残った主力を酷使か、懸念される負傷離脱の連鎖
三笘薫(写真:ロイター/アフロ)
11月12日、プレミアリーグ第13節「ブライトン対シェフィールド・ユナイテッド」の一戦が行われる。
暫定8位と19位の試合であり、さらにはブライトンのホームということもあり圧倒的にブライトン有利のようにも思えるが、思いのほかシェフィールド・ユナイテッドが善戦する可能性も高い。
なぜならば、ブライトンは負傷者続出で野戦病院化しているからだ。
ELアヤックス戦でも複数の選手が負傷
ブライトンは11月9日に行われたアヤックス戦前までにエンシソ、マーチ、ウェルベック、エストゥピニャン、ランプティといった負傷者がいたが、この試合でさらなる負傷者が出てしまった。
キャプテンでありDFの要であるダンク、そしてミルナーの2人が新たに負傷ししばらく離脱することになった。
さらにブライトンにとって痛かったのがエストゥピニャンの負傷だ。
この試合65分から1ヶ月ぶりに復帰したエストゥピニャンだったが、10分ほどプレーすると再び負傷してしまったのだ。
これで7名の主力選手を失う状態となったブライトンは、残った主力を「酷使せざるを得ない」のだ。
日本代表MF三笘薫はこの試合でもフル出場し、正直なところこちらもいつ疲労の蓄積によって負傷してもおかしくない状態となっている。(今後日本代表での試合に参加しブライトンに戻った後もフル稼働せざるを得ない)
特に三笘の相棒となる左SBはエストゥピニャン、ランプティ、ミルナーとことごとく負傷離脱しているため、最も厳しいポジションだ。
シェフィールド・ユナイテッド戦のメンバー予想
負傷者続出であり、さらにアヤックス戦から中2日であるためさらに厳しい状況となる。
代わりに左SBを務めているグロスもアヤックス戦のアディショナルタイムに太もも裏を気にしていたため、シェフィールド・ユナイテッド戦の出場は厳しいだろう。
GK スティール
DF フェルトマン ウェブスター ファンヘッケ イゴール
MF バレバ ダフード ララーナ 三笘薫 ブオナノッテ
FW ファーガソン
DFの枚数が少ないため、3バックへ変更する可能性もあるが、4バックのままであればこのメンバーしかないだろう。
イゴールはスピードも兼ね備えているため、左SBとしても機能するはずだ。
残りのポジションはとにかく動けるメンバーを優先して出場させる形となるだろう。
三笘は前半終了時までもしくは後半20分くらいまで出場させる流れか。
後半にギルモア、ジョアン・ペドロ、アディングラ、ファティを出場させてチームとしての強度を保つことになるのではないか。
三笘に関しては明らかにオーバーコンディション気味であるため、三笘がベンチスタートでファティが左WGのスタメンを務める可能性もある。
デ・ゼルビ監督はこのピンチをどのように乗り切るのか、その采配にも注目だ。
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