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マンUとマンCに勝利しブライトンがFA杯優勝を果たす可能性が高いと考えられる理由
写真:三笘薫(提供:REX/アフロ)
長きに渡り戦いが続いてきたFA杯だが、いよいよ準決勝、決勝を残すのみとなった。
4月23日、FA杯準決勝「ブライトン対マンチェスター・ユナイテッド」の一戦が行われる。
ブライトンにとっては是が非でも勝ち取りたいタイトルとなるが、強豪マンチェスター・ユナイテッドに勝利できる可能性は意外と高いと判断できる。
そして、おそらく決勝進出するであろうマンチェスター・シティにも互角以上の戦いができる可能性は高い。
ブライトンが有利であると考えられるその理由を挙げていこう。
マンUは確実に過密日程の疲労の影響が出る
ブライトンのスケジュールを見てみると、4月15日に行われた第31節チェルシー戦後1週間以上間隔が空いていることが分かる。
対してマンUは、4月16日に行われた第31節のフォレスト戦後、4月20日にEL(ヨーロッパリーグ)準々決勝セカンドレグのセビージャ戦を行う。
中3日での試合となるが、その後中2日でブライトン戦となるわけだ。
かなりの過密日程であるため、ある程度ローテーションをしなければこなすことはできないだろう。
現在のブライトンは、マンチェスター・シティのグアルディオラ監督が「ファイナルサードに運ぶプロセスにおいて世界最高のクラブ」と評価するほど質の高いサッカーを展開している。
ベストなマンUであっても簡単には勝てないクラブだ。
ブライトンは休養十分な状態で過密日程をこなすマンU戦を迎えるため、かなり勝率は高いと判断できるだろう。
決勝に駒を進める可能性が高いマン・Cも過密日程である
FA杯のもう一方の準決勝は、マンチェスター・シティが圧倒的に有利だ。
対戦相手が2部のシェフィールドだからだ。
そんなマン・Cも、FA杯の決勝戦はかなりコンディションが厳しい状態で臨むことになるだろう。
プレミアリーグと並行してELの準決勝を戦い、5月にはCL(チャンピオンズリーグ)準決勝の2戦を行う。
FA杯の決勝は6月3日を予定しているため、間違いなくベストコンディションでは戦えないだろう。
事実、CLのバイエルン戦後にはグアルディオラ監督が「我々は疲れ切っている」とコメントしている。
過密日程は5月も続くため、ブライトンがかなり有利であると言えるだろう。
はたしてブライトンは三笘やマーチ、マクアリスター、カイセドらの活躍でFA杯初優勝を果たすことができるのか、まずは準決勝のマンU戦を注目しよう。
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