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バルサがシャビ監督解任!後任はフリック氏が有力も広がるレアルとの差

写真:バルサのシャビ監督(なかしまだいすけ/アフロ)
5月24日、バルセロナはシャビ・エルナンデス監督の解任を発表した。

ラ・ポルタ会長は一時退任を希望したシャビ監督の留意に成功したが、シャビにクラブの財政状況に関する発言があり解任に踏み切った。

後任は元ドイツ代表監督のハンジ・フリック氏になるとスペイン紙『アス』が報じている。

レジェンドを切ったバルセロナ、レアルとの差はますます
広がる

エムバペの加入が濃厚となっているレアル・マドリードは、来季も欧州サッカーの主役となるだろう。

今季もラ・リーガを勝ち点94という圧倒的な数字で優勝を果たした。

6月1日にはCL決勝戦が控えており、素晴らしいシーズンだといえるだろう。

ベリンガム、カマヴィンガ、チュアメニ、ヴィニシウス、ロドリゴといった若手もすでに世界トップクラスの実力となり、次世代を担うギュレルも台頭してきている。

ここに世界ナンバーワンに近い存在であるエムバペが加わり、ブラジルの未来を担うエンドリッキも加入となることから、黄金期が訪れる予感が漂う。

これに対してバルセロナは低迷期に突入する可能性すらある。

ガビやペドリ、クバルシ、ヤマルなどこれからのバルサを牽引するであろうタレントはいる。

しかし、財政状況の悪化とメッシやシャビなどのレジェンドに対する対応の悪さを踏まえると、未来は明るいとはいえない。

レアルのようにエムバペクラスの選手を獲得することはできず、バルサというブランド力が低下してきているため「年俸は低くてもバルサでプレー出来るなら」といった考えで移籍を決断するスターも多くはないだろう。

そうした流れを踏まえれば、ラ・リーガはレアルの一強時代に突入する可能性が高い。

逆にバルセロナは二強から陥落し、アトレティコやソシエダ、ベティス、ジローナ、ビルバオといったクラブとCL出場権獲得の4位以内を争うクラブに成り下がる可能性すらある。

新監督と目されているハンジ・フリック氏は確かにバイエルンの監督としてブンデスリーガ優勝2回、CL優勝1回、DFBポカール優勝1回という実績を残しているが、ドイツ代表ではまったく結果が残せずに解任となっている。

来季上手くバルセロナと噛み合わなければ、シーズン中盤で優勝争いから脱落する可能性もあるだろう。

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