若きバルサの司令塔ペドリの覚醒、自身の決勝弾でビジャレアルに勝利 バルサは公式戦11連勝
写真:ペドリ(提供:ロイター/アフロ)
2月12日、ラ・リーガ第21節「ビジャレアル対バルセロナ」の一戦が行われ、1-0でバルセロナが勝利した。
これでバルセロナは勝ち点を56に伸ばし、首位を独走する形となった。
この試合の決勝点を決めたペドリは、今季覚醒の時を迎えている。
若干20歳でありながらも、ラ・リーガの主役であるバルサの司令塔として君臨している。
ビジャレアル戦の前半にビューティフルゴール
今節は強豪ビジャレアルが相手ということで、かなり苦戦を強いられたバルセロナ。
ビジャレアルにしても、ホームでの試合であり、ここで負ければ来季のCL(チャンピオンズリーグ)やEL(ヨーロッパリーグ)への出場が厳しくなることから、果敢にプレーしていた。
そんなハイインテンシティーのゲームで結果を出したのは、若干20歳の若者だった。
得点が生まれたのは前半17分。
バイタルエリアでパスを受けたペドリは、ダイレクトで数メートル横にいるレヴァンドフスキにボールを落とすと、そのままDFの背後に流れる。
これをレヴァンドフスキが見逃さず、右足でペドリの走り込むスペースに落とす。
スピードに乗った状態で若干足元にボールが入ったため難しいプレーだったが、ペドリは抜群のテクニックでこのボールをトラップし、そのままゴール左隅に流し込んだのだ。
ペドリはこのプレー以外にも、絶妙なスルーパスでチャンスを演出したり、中盤で激しい守備をしたりなど、攻守に大活躍を見せた。
この勝利で公式戦11連勝となったバルセロナの中心は、間違いなく若干20歳のペドリであると言えるだろう。
ペドリの覚醒、パスだけでなく得点力もUP
スペイン代表MFペドリ。
カタールW杯の日本戦にも出場しており、人気クラブのバルサの選手なだけに多くの日本のサポーターもその存在を認識しているはずだ。
しかし、今現在ののペドリはつい1年ほど前の「注目の若手選手」といった類の選手ではない。
シャビが再建したパスサッカー(ティキタカ)における「主役」であり、試合を決定づけるスルーパスでチームを勝利に導くことができる存在へと成長したのだ。
さらにこの数ヶ月間は「得点への意識」も高まりつつあり、パスを気を付ければいい選手ではなくなった。
怖さが増したペドリは、バルセロナの象徴であったシャビ監督と同じように、今後のキャリアで数々のタイトルを獲得していくことだろう。
将来、シャビ監督でも成し得なかったバロンドール受賞も夢ではないかもしれない。
スペインの至宝ペドリのさらなる成長に期待しよう。
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