ライスやハヴァーツなど362億円補強敢行のアーセナル、アルテタ監督もプレミア優勝に自信!
写真:アーセナルのミケル・アルテタ監督(ロイター/アフロ)
アーセナルのアルテタ監督が、イギリス紙『デイリー・メール』内のコメントで新しくアーセナルに加わったイングランド代表MFデクラン・ライスを賞賛した。
今夏のアーセナルは、ライスだけでなくオランダ代表DFユリエン・ティンバーやドイツ代表FWカイ・ハヴァーツなどを獲得。
すでに2億ポンド(約362億円)を投じているが、アルテタ監督はさらなる補強を示唆している。
マンチェスター・シティに負けない選手層でプレミア制覇に挑む
昨季は開幕から5連勝し勢いに乗ると、アーセナルは一度も3位以下には落ちずに優勝争いを繰り広げた。
14節~16節までは2位だったものの、33節まで長らく首位をキープしていた。
しかし、シーズン終盤に引き分けや負けが続き、34節でついにマンチェスター・シティに逆転を許しそのまま優勝をされてしまった。
シーズンが始まる前は、「CL出場権を獲得出来たらOK」といった見方をされていたが、観ていて楽しく、強いサッカーで最後まで優勝争いを演じた。
優勝の可能性を感じられたシーズンとなったわけだが、シーズン終盤の失速で分かる通り、やはり世界最高峰のプレミアリーグを制するためには「選手層」が足りなかったといえるだろう。
今夏は積極的な補強を進めており、アーセナルが本気で優勝を狙ってきていることが分かる。
身長179センチとサイズはないものの、攻撃的CBとして世界屈指の実力を持つユリエン・ティンバーをアヤックスから獲得しDF陣の層を厚くした。
さらにはチェルシーからカイ・ハヴァーツを獲得。
CFや左WG、セカンドトップなど多くの攻撃的なポジションでプレーすることが可能であるため、攻撃陣の層が厚くなった。
そして、ウェストハムから1億500万ポンド(約190億円)でデクラン・ライスを獲得。
イングランド代表でも主力となっているこのライスは、現在世界最高の守備的MFと言っても過言ではないだろう。
守備エリアも広く、ボール奪取能力も非常に高い。
それだけでなく、ボールキープや縦へのドリブル、パスの質など、守備的MFに必要な能力をすべて兼ね備えているため、間違いなくアーセナルでもスタメン候補の選手となるはずだ。
3人の若き実力者を獲得したことにより、シーズン終盤まで息切れしない選手層となったアーセナル。
新シーズンに向けたチームのトレーニングは始まったばかりだが、アルテタ監督はすでに戦術練習を行うなど本気モードとなっている。
冨安健洋も今のところ移籍するような動きは見せておらず、今季は左SBの2番手としてプレーすることになる。
果たして今季はマンチェスター・シティより上の順位でフィニッシュできるのか、今季のアーセナルに注目だ。
Follow @ssn_supersports