「予想外の形で現れた」岡崎慎司の華麗なオーバーヘッドを地元メディアが激賞!「古巣マラガを凍り付かせた」
現地時間2月28日に行なわれたラ・リーガ2部カルタヘナ対マラガの試合で、元日本代表の岡崎慎司(カルタヘナ)が見事なオーバーヘッドでのゴールを決め、1-1の引き分けに持ち込みアウェーでの勝点獲得に大きく貢献した。
値千金の一撃が生まれたのは、1点ビハインドのまま迎えた後半アディショナルタイムだった。
相手陣内でのロングスローから繋がれたペナルティーエリア内の浮き球に岡崎は反応。ゴールを背にした状態から細かいステップを踏むと、後ろに倒れながらオーバーヘッド。際どいコースに飛んだシュートはキーパーも触れずにネットを揺らした。試合終了直前の同点弾により、1ポイントをチームにもたらした。
日本人ストライカーの劇的なゴールは、地元メディア『SPORT CARTAGENA』では、「シンジ・オカザキの黒と白のジャージ(ホームユニフォームカラー)での2得点目のゴールは、マラガを凍りつかせた」と称え、「ロングスローからのボールに、日本人選手オカザキが予想外の形で現れ、昔ながらの方法でターンしてオーソドックスすぎない、しかし非常に実用的なバイシクルキックでボールをマラグイスタのゴール裏へと運んだ」と描写した。
過去に岡崎はマラガに在籍したものの年棒問題などにより試合出場の無いまま退団した経緯がある。この件を踏まえた同メディアは、「オカザキは、不思議なことに一度も公式戦に出場したことのない元チームを相手に、主人公のような存在になった」と活躍を評したうえで、こう強調した。
「ラ・ロサレダ(マラガのホーム)は凍りついていた。マラガのファンはこの35歳の『ジャポ』が、サッカー選手としてのラストスパートでベストを尽くそうとする姿を目の当たりにした」
このゴールにより、「アルビネグロス(クラブの愛称)はプレーオフまで勝点3、降格圏までは勝ち点14と遠ざけた」と伝えてもいる。途中出場ながら他にも身体を投げ出しながらゴールを狙う場面もみられた岡崎。クラブが変わり、年齢を重ねた今もなお全力プレーは輝きを放ち続けている。
構成●THE DIGEST編集部
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