「ハタテの獲得に近づいている」旗手玲央のセルティック移籍合意を英メディアが伝える。加入後についても「この24歳は中盤でプレーすることになりそうだ」
また一人、若き才能が欧州へと飛び立つ瞬間が訪れつつあるようだ。
川崎フロンターレに所属する旗手玲央のスコットランド1部のセルティックへの移籍が合意に至ったと国内外で報じられている。
スコットランドで主にセルティックの情報を発信している『CELTS ARE HERE』では、「フープス(セルティックの愛称)は、レオ・ハタテの獲得に近づいているようだ」として、旗手のセルティック移籍が決定的であると報じている。
旗手は今季のJリーグではベストイレブンにも選出され、12月12日に行なわれた天皇杯準決勝、大分トリニータ戦でも3トップの一角として先発出場、後半途中にベンチに下がるまで精力的な動きをみせ続けた。チームはPK戦の末に敗れたものの、シーズンを通しての発揮してきた存在感は天皇杯の舞台でも健在だった。
同メディアは今回の移籍の情報について「左サイドバックもこなせるミッドフィルダーは、間もなく契約を結ぶことになりそうだ。年が明けるまでは選手の登録はできないが、これは非常に良い兆候だ」と述べている。
また、ユーティリティな特徴の旗手に対しポジションについても言及。これまでの報道ではセルティックの左サイドバックの補強とも伝えられてきたことを踏まえ、記事では「レオのポジションについては混乱が生じている」と指摘。その上で「この24歳の選手はセルティックに向かい、中盤でプレーすることになるようだ。(左サイドバックの)グレッグ・テイラーらと競争するわけではない」と、加入後は中盤でのプレーが有力であると推測している。
さらに、指揮官のアンジ・ポステコグルー監督の意向による旗手獲得であるとして「アンジの個人的な推薦による選手の獲得は、監督が成功のために必要なものを手に入れているという確信を与えてくれる」と、チームへの高い貢献が見込まれる移籍だと評した。
これらの他にも「レオは自分の将来を考えるためにクラブ関係者と会い、契約を望んでいると話している」と旗手自身の意思も名門への移籍に前向きであるとも綴っている。
すでに、セルティックでは古橋亨梧がチームの主力としての地位を確立、クラブやサポーターからの日本人プレーヤーへの評価も高まっているとも伝えられている。報じられている通り、間もなく旗手が欧州のピッチに立つ姿はみられるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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