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ギリシャで“戦力外”となった香川真司は「終わりに向かっている」。独メディアが苦しい現状を辛口評価

PAOKで本領を発揮できずにいる香川。その現状を独メディアは辛辣にレポートしている。(C)Getty Images
日本サッカーをけん引した天才MFのキャリアが小さくない話題となっている。ギリシャ・リーグの古豪PAOKに所属する香川真司だ。

2010年の夏にセレッソ大阪からドルトムントに移籍して以来、欧州で約11年に及ぶキャリアを積んできた香川。だが、ギリシャ2年目を迎えた今季は苦闘を余儀なくされている。PASヤニナとのシーズン開幕戦にトップ下で先発抜擢されるも不安定なプレーに終始。そこでラズバン・ルチェスク新監督の信頼を失い、公式戦の出場わずか4試合のみという厳しい時期を送ってしまっている。

チームの外国人枠の都合もあり、事実上の構想外となっている元日本代表のナンバー10。32歳となった彼の現状を嘆く声は日増しに強まっている。

「ドルトムントでスターになったシンジ・カガワ。この日本人のキャリアは、いま苦い終わりに向かっている」
そう辛辣に現状をレポートするのは、ドイツ・メディア『Derwesten』だ。かつて香川が所属したドルトムントについて日夜情報を発信している同サイトは、かつての輝きを取り戻せずにいる元日本代表MFについて「間違いなくキャリアは終わりに近づいている」と断言。そのうえで、こう続けるのだ。

「マンチェスター・ユナイテッドからドルトムントに復帰した彼は、次第に自身の全盛期のレベルを維持できなくなっていった。その後はベジクタシュとスペイン2部のレアル・サラゴサに移籍したが、いずれも満足にプレーできずに契約を終えている。そして、現在所属するギリシャ・リーグでも彼は幸せを取り戻せずにいる」

一部では古巣であるセレッソ大阪への電撃復帰も囁かれている。『Derwesten』が、「来年3月には、33歳になるドルトムントの元スターは、どこかのクラブでもう一度チャンスを得られるだろうか?」と不安を投げかけた香川は、この先、どのようなキャリアを歩むのか。かつて日本の至宝として、数多の名シーンを生み出してきた男からは、今冬の移籍市場での動きを含めて、まだ目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】地元紙も嘆いた香川真司のPAOKでのミスショットシーン

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