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「多機能で重要な攻撃の駒」1ゴール1アシストの堂安律を蘭メディアが絶賛!「ゴール前で何度も危険な状態を作った」

スタメン出場を果たした堂安が、攻撃センスを見せつけた。(C)Getty Images
PSVの堂安律は現地12月4日、オランダリーグ第15節のユトレヒト戦で、今季3点目となるゴールを挙げ、チームの勝利に貢献した。

スタートからピッチに立ったこの試合では序盤から左右のサイドに精力的にポジションを変えながら、ドリブルやパス、クロスで幾度となくチャンスを演出。そして、2−1とリードして迎えた51分、相手ゴール前右サイドでボールを受けると、そのまま左足を振りぬき、ゴールネットに突き刺す。その後、チーム4点目をアシストするなど、この試合では終始、攻撃面で存在感を放ち続けた。

この堂安のパフォーマンスをオランダのニュースメディア『Troun』も高く評価。4−1という大勝を受け、「ユトレヒト戦では、シュミット監督がより多くの攻撃オプションを持っていることが明らかになった」と、この日のPSVの戦いを称している。

2得点に絡んだ堂安について「現在のPSVでは、多機能なドウアンも重要な攻撃の駒となっている」と述べた上で、「彼は何週間も前からその付加価値を示している。この日本人選手は、コンビネーションが良く、守備もしっかりしていて、ユトレヒト戦でもゴール前で何度も危険な状態を作り出した」と、ここ数試合を通しての堂安のプレーぶりを振り返った。
10月初めに左ひざを負傷した後、オランダリーグ、ヨーロッパリーグ(EL)の公式戦4試合を欠場したものの、およそ1か月後に復帰してからはここ4試合でスタメン出場と調子を取り戻してきており、特にこのゲームでは、今季初のフル出場を、自らの好結果と勝利という最高の形で飾ることとなった。

また、4点目はサイドからのクロスを堂安がヒールパスで味方に落とし、ゴールにつながっている。このアシストについて同メディアは「繊細な攻撃の後、彼はヒールからボールを流し、PSVのDFのフィリップ・ムウェネの足下にボールを置いた」と状況を伝えており、「ドウアンは4−1のゲームで重要な役割を果たした」として、日本人ミッドフィールダーの活躍を改めて強調した。

この勝利でPSVは2位を堅持し、勝点36で首位を走るアヤックスに2ポイント差で肉薄。現地12月9日にはヨーロッパリーグでのグループリーグ最終戦、レアル・ソシエダ戦も控えている。欧州に渡り5シーズン目、才能あふれる堂安律のさらなる大舞台での活躍に期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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