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「今だから言える」元韓国代表戦士が智将ヒディンクへ驚きの告白! 19年前の日韓W杯で「憎しみがあった」

ヒディンクに導かれた韓国代表は驚きの躍進を遂げた。その裏では指揮官に憎しみを覚える戦士もいたようだ。(C)Getty Images
遡ること19年前。日韓共催のワールドカップで、オランダ人の智将フース・ヒディンクに率いられた“アジアの虎”は、同国のサッカー史を塗り替える好成績を残した。

オランダ人指揮官に導かれた韓国代表は、パク・チソンやアン・ジョンファン、ユ・サンチョル、ホン・ミョンボなど歴代屈指とも言われるタレントが躍動。難敵ポルトガルと同居したグループリーグを首位通過すると、ラウンド・オブ16でイタリア、準々決勝でスペインを撃破。アジア勢史上初のベスト4進出を果たした。

準決勝でドイツに0-1と競り負け、3位決定戦ではトルコに2-3と力負けを喫したが、この4強進出が世界を驚かせたのは言うまでもない。

そんなチームにあって指揮官に恨みを抱えていた選手がいた。控えGKだったキム・ビョンジだ。元韓国代表FWイ・チョンスが出演している同国放送局『JTBC』のバラエティー番組に出演した際に、ヒディンク監督への赤裸々な想いを告白した。

「これは今だから言えることだけど、ヒディンク監督に対しては、胸の中に2つの心があった。選手としては尊敬していたが、個人的には憎しみがあったのは事実だ。3位決定戦はハッピーエンドになるはずだった。その時はさすがに出場機会が与えられるだろうと思っていたが、監督はチャンスをくれなかったからね」
当時の代表チームで正守護神を務めたイ・ウンジェは、大会を通して当たっていた。それだけにヒディンクが選手選考でGK変更しにくかったのは想像に難くない。ゆえにキム・ビョンジは「いまは監督の気持ちがよくわかる」と続けた。

「ヒディンク監督からは『あの時はすまなかった』と後に言われたんだ。僕自身反省するところもあって、当時はキャリアの全盛期でファンからも人気があり、プライドが高かったからね。今はヒディンク監督との関係も良くなっているよ」

1992年から2016年までキャリアを続けたキム・ビョンジ。韓国サッカー界で鉄人と言われるGKの告白は、驚きに満ちたものだった。

構成●THE DIGEST編集部

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