「ラグビーW杯」日本がフィジカル軍団サモアとの激闘制し決勝トーナメント進出を引き寄せる
松田力也(写真:AP/アフロ)
運命の一戦を真っ向勝負で退けた。
9月29日(日本時間)、ラグビーW杯プールD第3戦「日本代表対サモア代表」の一戦が行われ、28-22で日本代表が勝利した。
この勝利で日本代表は勝点を9に伸ばし、プールDの2位に浮上した。
10月8日に行われるアルゼンチン代表との試合に勝利すれば決勝トーナメント進出となる。
サモアのフィジカルに苦戦も勝利をもぎ取った
日本のライバルであるサモアのプレッシャーは本物だった。
圧倒的なフィジカルを武器にプレッシャーをかけ続けたサモアに日本は苦戦した。
それでも13分にFBのレメキの突破からラブスカフニがタックルを受けながらトライ。
31分にも再びレメキが突進し、最後はリーチがトライした。
前半はフッカーの堀江翔太がシンビン(10分間の退場)になり1トライ許したが、リードしたまま後半を迎えた。
後半もサモアのプレッシャーに押される場面が目立ったが、姫野和樹がジャッカル(タックルで倒れた選手からボールを奪うプレー)を成功させ流れを日本に引き戻す。
サモアが退場者を出した後の後半9分には、ラインアウトモールから姫野がトライを決めリードを広げた。
その後サモアの猛攻により2トライ許したが、日本はなんとか逃げ切り勝利をものにした。
驚異の大会キック成功率94%、松田力也の安定感も光る
松田力也のキックは柔らかく、安定感抜群だった。
ペナルティーゴール3本、コンバージョンキック2本を決めた。
後半9分のコンバージョンキックを外したが、それでも今大会の成功率は94%と驚異の数字を叩き出している。
大会直前の不調から復活した松田が日本代表を牽引、次戦のアルゼンチン戦でも期待大だ。
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